マファックレーサーの真鍮ブッシュがやってきた。

はるばるフランスより海を渡ってやってきた古物。マファックのレーサーというブレーキが手元にある。これを今度の自転車に取り付けようと考えている。そのままでも直付けで付けられるのであるが、元々ついているプラスチックのブッシュが実に軟で、じきに割れる。なんとか、ガタなく堅牢に取り付けできないか、と探っていたら同じような悩みを持つ人がいて、真鍮製のブッシュに交換したら、すこぶる良くなるという。それで、探したら、ヤフーオークションに出品を見つけたので、落札した。昨日、やってきた。久しぶりだったが、いい取引だった。4個入りで、前後とも入れ替える予定である。

こういうスモールパーツを自作しようと思うと、精度が問題になり、旋盤などの大型機械がないととても製作できない。それで、他人が作ったものを探していたのである。

真鍮製のブッシュに交換して、後はワッシャーも割れないように真鍮製に交換する。これで、この年季の入ったブレーキアーチも長持ちするだろうと思う。古物をそのまま使ってもいいのであるが、ちょっとした工夫で長持ちするようになる。見捨てるにはモッタイナイ。
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和歌山県北部は徐々に春めいてきている。もう少し南へ行くと、梅の花がそろそろ咲き始め、いい香りが当たり一面に漂っている頃である。その梅林をめぐろうかとか思う。起点は南部あたりである。このあたりから自転車を下ろし、紀伊田辺あたりまでのんびりとポタリングするのがいいかと思う。紀伊田辺という町は私は大好きである。紀州の偉人、南方熊楠の故郷である。この人は相当な健脚であったようで、一旦、山中に入ると、三日三晩と歩き続け、熊野の山中を徘徊したようだ。中でも紀伊田辺の山懐にある奇岩景勝地の動鳴気峡というところの曳岩群に魅せられ、登っていたようだ。ここから田辺方面を見るとそれぞれの奇岩群が天を仰いでいるような蛙に見えるところから、この名前がついたようだ。

土曜日、天気が晴れればいいが…。
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