軽量化の話の続き。

自転車の永遠の課題というのは、人間エンジンであることからちょっとでもエネルギーを有効に利用できるようにと自転車の重量の軽減がある。つまり軽量化は昔から行われてきた技術の集大成である。チタンや軽合金のボルトナット類を使うのはもちろんのこと。最近ではカーボンパーツの供給が盛んであり、そららに換装することで、重量の大幅な軽減を図るというもの。

しかし、当然、そららの軽量パーツは高価であり、お金がかかる。つまり軽量化とは一種の泥沼であり、とことん追求するなら、それ相応にお金が湯水のごとくかかるということになる。最近では、レコードだけを競うメーカー発表などでは2Kgという驚異的な重量のショーモデルも発表されているのだが、これはもちろん、乗車する人の体重も制限がかかるような代物で、当たり前に乗りこなせるものではない。そういう常軌を逸したような軽量化モデルはこの際除外する。

そこそこの金額で買えて輪行するときなどにホッとするような軽い自転車、というのがいいかと思う。

私はコーダーブルームというメーカーのクロスバイクが欲しい。RAIL700SL-LTDである。
これなら安いロードバイクを買えるほどの値段で手に入る。カタログ重量が8.1kgだからさらに軽量パーツに換装すれば、7kg台も狙えると思う。

同時に軽量化は時代とともに安価でさらに軽量という流れになってきており、こういう流れで行くと、後20年もすれば、そこそこの値段で5kg台の自転車は普通に買える、という時代になっているだろうと思われる。ちょうど私が70台になる頃には、そういう自転車が出てきているわけだ。当然、歳をとって体力がなくなってくるわけだから、そういう自転車を購入しているのだろうか、と思う。(^^)

一方の鉄のフレームの自転車でも軽合金やチタンなどに換装して部品を軽量化すれば、8kgくらいは達成できそうであり、これは延々続く課題である。お金をかけるか、どこで止めるか…。

確かに6kgとかの重量になると日頃私が乗っている自転車の約半分くらいの重量なのだから、かなり遠方まで走れそうな気がするが、実際、ヒルクライムをしている人に聞くと、案外極端な軽量化でもそれほど激的に効果があるものでもない、とのことで、やはり体力を付けるのが一番近道なのか、と思う。

ただし、確実に言えるのは6kgくらいの重量の自転車なら、輪行時長いコンコースを持って歩いても苦にならないということだ。これは重宝するに違いない。しばらく軽量化の夢想は続きそうである。
(=^・・^=)

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