www生誕30周年とか。

今日は朝起きて、PCを立ち上げると、まっさきにグーグルの検索ページが開くのである。今日は、また変わったロボットのような絵柄の様子である。気になって飛んでみると、WWWの生誕30周年記念のページに行き着いた。

思えば、私、初めてインターネットに触れたのが、1995年頃だったかと思う。その頃はまだダイアルアップという方式で悠長にインターネットに繋いでいたが、時間課金制度だったので、接続時間を常に気にしながらのインターネット体験だった。

その当時使っていたアプリはというとブラウザがmosaicでメーラーがeudora-Jとかだったな。懐かしい限り。初めてウェブの世界に足を踏み入れたときの感動を忘れられない。今でこそ、常識すぎて何も感じないが、ページ上に画像がいっしょに表示されていることに感動を覚えたものである。

ただし、当時は、時間課金だったので、いつも使っていたのはメールばかりである。だいたい、遠方の人とメールで会話できたのが、何より嬉しかった。当時、まだメールアドレスを持っている人が少なかったので、人に会うとまず、メアドを聞いて後からメールしていたものである。

私は、当時マック信者だった。雑誌の付録に付いてくるインターネット関連のアプリを次々に試していたっけ。(^^)

それから5年ほど経って、うちの近所にも常時接続の光回線がやってくることになり、状況は一変した。今までダウンロードできなかった巨大なファイルを一気に落とせるようになった。

この頃、雑誌に紹介され始めていたリナックスと出会う。無料であること。オープンソースであること、など信じられないことばかり。要らなくなっていたPCにお試しでインストールし、難解なターミナルコマンドと格闘し、なんとか起動できるまでこぎつけた。

あの当時はHDDのパーティーションを切るのにもコマンド入力でやっていた。失敗するとそれこそアウトな世界であり、慎重にやっていたな。

やがて、堺市へ一念発起で引っ越しし、今や悪い噂の絶えないレオパレスに住んでいた。ここも常時接続環境があって、すぐに接続できた。一日アパートの中でアプリを試し、インターネットに熱中していた。この頃、キラーアプリとして、P2Pの音楽アプリが登場し、私もご多分にもれず、試してみた。
違法だったので、あまり派手にダウンロードをしなかったな。第一、圧縮技術が登場しても、原音には程遠い音質だったのでがっかりしたな。

しかし、あの時思った音楽をネットで買うというオンライン配信の予感は的中し、今やCDは斜陽である。

その当時、出来てきたブログというしくみにもいち早く飛びつき、変遷を経て、このポタログに行き着いた。で、ずっと続けている次第。

今はパソコンからスマホにその座を奪われ、衰退してきているパソコンであるが、私は、最後までパソコンを使いたい人間である。理由は、やはりキーボードに習熟しているので、このタイピング感が捨てられないこと。思ったことをすぐに文章にできる素早さが捨てられないこと。この二点である。

使わなくなったはるか昔の巨大な筐体のPCを眺めながら、思い返すと複雑な心境である。一体、今まで何台のパソコンを使ってきたのだろう? 進化が早く、すぐにお払い箱となるそれらを愛おしく思う。一番の思い出はピザボックスのようなデザインだったトールボーイ”SE/30”である。これは、素晴らしいパソコンだった。画面が白黒で9インチしかなかったけど、今でもデザインは素晴らしいと思う。これは親戚の女の子に上げた。今も使ってるのだろうか…。

この30年。人間の歴史で言うと一代変換点だったな、と思う。大学生のリクルートの方法が激変したし、もうすぐ、貨幣が電子マネーになり、紙幣やコインの使用が激減するのだろうな、と思う。怖いような嬉しいような楽しみな未来である。
(=^・・^=)

コメント

人気の投稿