入院中の父に昨日会ってきた。歩行器で頼りなげに歩いている。しかし、また、いつ転倒するかわからない不安もある。こればかりは仕方ない。人は歳をとって、だんだん自由が効かなくなり、やがて転倒骨折で長期入院、廃用性症候群とかになり、介護度がぐんと上がる。
そして、寝たきりになるのである。
こういうパターンをずっと見てきたので、ついに我が家がその番になったというわけだ。
もう両親もぼろぼろである。母は偽痛風で膝痛であり、歩行困難。父は転倒による腰椎圧迫骨折でコルセット装着。歩行器歩行だ。
父の退院後の生活のためにケアマネが来て担当者会議を開いてくれるという。今回は要介護度の見直しはやらない。一応歩けるため、変更申請を出してもたぶん、要介護1以上は変わらないし、変わったら、デイの単位数が上がって料金が高くなる。
この辺の介護保険の複雑怪奇な仕組みをよく知っていないといけない。私は元ケアマネなので、よくわかる。
それにしても在宅のケアマネは大変である。私も遠い昔を思い出している。担当利用者の家の環境がまず大事。段差があったり、荷物だらけだったり…。(うちのことか!)
それに家の前の駐車スペースである。ここが狭いと大勢の担当者の参加が難しくなる。今回は三名ほどやってくるのであるが、どこへ停めてもらおうか。(´ヘ`;)ウーム…
日本の狭い住宅事情ではまず、この辺が問題となるのである。高齢化社会になり、誰でもケアマネがいるような状態になってきている。なにかあるたびに担当者会議である。
私も現役時代、担当者会議が苦手だった。うまく進行しないと時間切れになる。また、決めたいことを的をしぼって決めないといけない。予め、原案を作成し、コピーを関係者に配って説明しながら、進めるのであるが、紛糾する場合もある。(;_;)
特に利用者家族がお金にシビアな場合が難航する。
常識的に介護度が上がると利用料金も上がる。これはもう仕方ない。
だから、年金の少ない方などの場合、どうやって減額できるか、社会資源を探しまくって考え抜くのである。
あー、春めいてきたが、私の春はまだ遠いようである。
(=^・・^=)
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