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サ高住に入所している父の容態がどうも良くない…。

 サ高住に入所中の父であるが、連日報告を受けるのは、容態がどうもよくないということ。御年92歳。もう十分長生きである。だから、主治医から治療方針を聞かれても、できるだけ、施設で看取りでお願いしたい、と伝えている。

それで今回運悪く、私の旅行と重なったわけだ。今日も面会に行ってきた。といっても自分の勤めている施設なので、勝手はわかっている。

昨日も帰りしな顔を見に寄ったら、ひどい便失禁で手伝った。人間が衰えていくという現場を数限りなく見てきた。

今回の父ももう長くないと思う。第一、食欲がない。脱水傾向である。

明日辺りから点滴が始まるらしいが、所詮気休めだ。

私の家族は、自然科学絶対主義だ。いつもTVで見ているのは、自然のドキュメンタリーや科学番組ばかり。そういう家族なので、人の死に際しても、極めてドライである。

布団に突っ伏してお父さんー、なんて泣き崩れるシーンは絶対にない。

淡々としている。脱水と下腿の浮腫。それにかかとの褥瘡。血圧も低下している。明らかに心臓が弱っている兆候だ。こうなるともう塩をしても持たないと思う。

寿命が尽きるのは時間の問題だろう。なので、今回の旅行も広島行きを諦めて近場の十津川温泉にしたわけだ。ここなら2時間半ほどで帰ってこれる。

ま、まだ状態を見るとすぐには逝きそうにない。数日間はもつだろうと思う。

人は死ぬ時期が近づくと独特の死臭というのがするようになる。肉の腐ったようななんともいえない匂いだ。

それがまだないから、すぐには逝かないと思う。

ただ、死んだ後が大変だ。相続手続き、銀行口座の凍結、世帯主の名義変更とかいろいろ大変だ。山積している。

これらを全部処理しないといけない。

そっちのほうが思いやられる。

ということで、今後はバタバタすると思う。

まだ旅館の方はキャンセルはしていないが、家にいてもできることはない。施設に預けているため、24時間連絡がくる。モニターされているので、当然だ。

まだ、バイタルサインは正常だ。当分持ちこたえると思う。

いよいよ血圧が低下しだして、徐脈になってきたらいよいよか、という感じである。

そうなったら、施設に急行し、臨終に立ち会うかと考えている。

日本人の死生観として、臨終の場に居合わせないと親不孝だ、との強迫観念が蔓延しているが、間違いである。臨終の場に立ち会うなんて、地方に親が住んでいて、子が都会で勤めている場合がほとんどである現在、通用しない観念である。

施設に預けるのは、いざというときに困らないように両親を託しているわけである。だから、その施設のスタッフを信頼して任せればよいのだ。

ま、悲しくない。92歳まで生きているので、十分に長寿である。

今死んでも十分幸せだったな、と感じる。

どうか最後に苦しまないで逝ってほしい、と思う。

(=^・・^=)

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