なんとなく製作意欲が湧かない。

さて、ランドナーのフレームも到着し、部屋に吊るしてある。毎日眺めているが、走れる状態にいつなるかはわからない。部品もそろそろ一台分揃ってきている。

まずは、時間をかけてじっくりとホィール組などやってみたい気がするが、場所が何分手狭であり、置いておく場所がない。ベランダに放り出すとたちまち錆びる。

自転車の室内保管は、馬鹿にならない。実際、室外と室内で保管したものは、雲泥の差である。室外保管のものは、たちまち細かな錆が軽合金の表面を覆い、見るに耐えない状態になる。

愛情を持って収集された部品達には、その人の愛着を感じるものである。こだわりの片鱗が見え隠れして、マニアだなー、とニヤリとなる。

それ相応の長年の執念で集められた部品には、マニアとしての筋が通っているものだ。私の場合は、そういう筋というものがあまり感じられない。(^^)

国産古物でいくか、と決めたが、どうしても見つからない部品に突き当たると、現行品でもいいか、となり、全体としてのバランスを欠くことになる。その筋のマニアが見たら、許せないのだろうと思う。

しかし、長年こうした道楽をやっているうちに、とにかく自転車は走らにゃもったいない、という心境になってきた。なので、床の間などという車種は私の場合ない。まず、組み上げるときに気をつけるのは、簡易工具でペダルとか、ステムなどを組み付けておき、いざ、輪行となるとすぐにそれらの工具で分解組み立てができるようにと気をつけている。高級な工具類でこれらを締め付けると、輪行時に簡易工具で簡単には分解できない悲劇が起こる。

いつでも組める、という安心感か最近は、作業開始の号令がなかなかかからない。一時は、東叡だのエルスだのサンジェだの、と写真集を見入っては、うーんと唸り、羨望の眼差しでそれら魔物を眺めていたが、今や、走りゃいいというスタンスになり、部品の選定もそれほど悩ましいものではなくなった。

完成してしまうと情熱の火が消えるというのか、未完のまま、こうして部品箱を眺めているほうが楽しかったりする。

輪っぱの組み上げにそろそろスポーク長を測らないとな…。
(=^・・^=)

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