大山付近を見ていた。
前から気になっていた峠名に鳥取の倉吉から蒜山の方へ抜ける犬挟峠(いぬばさり)というのがあります。この峠名を知ったのは、綿貫益弘著、「津軽から江差へ」、百合出版の中に出てくる峠で、旧大山街道だそうな。
今は、立派なバイパス道路が出来ていて長大なトンネルで抜けるようになっているみたいですが、その横に旧道の犬挟峠が残っていますで、こちらを走ってみたい気がします。
大山を眺めながら、しばらく走り、出雲横田駅あたりで終着とします。このルート、本を読んでいるとなんとも寂れた寒風吹きすさぶような情景を創造してしまうのですが、今、ストリートビューで見ると、道の駅があちこちに新設されていたりで、もう昔の風情も消え失せているような感じです。
全国的に道の駅の新設が進んだため、昔風情の旅情の残るような風景というのが少なくなったような気がします。
僻地にある滅多にたどり着けない道の駅ほど、スタンプ蒐集に萌えるものもありますし…。
コロナ禍が明けたら、フロントバッグ一つ肩から下げて、愛車はクロネコで現地に送りつけ、こうした気になる街道を走ってみたいと思っています。
私は、このような珍しい名前の峠とか、名勝などを見つけると、居ても立っても居られず、現地に行ってみたくなるのでした。中国地方には廃線間近の木次線など気になるローカル線もあり、いつか乗ってみたいと思っております。
クロネコのサイクリングヤマト便サービスがなくなったらたぶん、こうした全国行脚も難しいだろうな、と思います。大型の重い輪行袋を引っさげて行けるのは私の場合、せいぜい近畿圏くらいです。
話を戻すと、気になるようなルートがこの「津軽から江差へ」の中にたくさん出てきます。北は北海道から南は九州まで。この本の著者のルートをたどるのも一興ですが、藪漕ぎ、担ぎなどが当たり前のように出てくるので、相当な好事家以外は手を出さない方が得策かとも思いました。
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