中古品が好きな私。

 また、給与が入った。しかし、爆消費はしない。厳選し、欲しいものだけを安く買う、というのに徹している。それで、ヤフオクやebayなどを毎朝チェックしている。私の愛する自転車には、中古品もよく登場する。今はなきサンツアーとかのブランド品も大事に使われている。中古品には経年劣化でいい感じに渋さがある。日本独特の美意識にわび、さび、というのがあるがそれに通じる心境だ。あえて、経年劣化した渋い中古品の中にわびさびの美意識を感じる。

例えば、プロダイコッタードクランク。この日本産の名品は、恐らく製造年月日が1960年代である。今から50年くらい前のもの。コッタード形式のため、前の持ち主がクランクを取り外すのに苦労したのか、ハンマー痕が残る。コッターピンを抜くのに相当苦労したのかもしれない。(・∀・)

その傷も含めて、私は、このクランクが愛おしい。お宝である。同じように他にもいろいろと中古品の部品を落札し、入手している。はるばるフランスからやってきたマファックレーサーのブレーキもそうである。アーチワイヤーがほつれ錆びていた。しかし、それも経年劣化のいい味として捉えている。また、そうした経年劣化を錆を落とし、グリスをくれてやることにより、復活させる喜びも感じている。

根っからレストアという作業が好きだったりする。しかし、私の場合はあまり時代考証にこだわらない。いい感じに動きさえすればよい。

最近は、また復刻ブームなのかどうかわからないが、カップアンドコーンのBBも登場している。時代の流れはカートリッジ式のベアリングに移行しているが、カップアンドコーンの調整する感覚も捨てがたい魅力がある。シマノはまだハブの回転部分がカップアンドコーンである。こちらも末永く調整して利用していける。メンテナンスさえしっかりやれば、一生モノだ。

中古品といえば、音楽CDである。私は、B級品クラスの中古CDをよく買う。廃盤などになっていて新盤がない、というのではなく、新盤が出ていてもあえて安い中古品を買う。前の持ち主が聴き込んだであろうCDを手に取り、ライナーノーツを読む。時々、汚れがあるときもある。しかし、気にしない。すべてひっくるめてわびさびだ。

さて、給料が入ったので、今日ものんびり中古品を漁る私なのであった。

(=^・・^=)

コメント

匿名 さんのコメント…
家や車のような大きな買い物をする場合も、中古のメリットは大きいように感じます。
家の場合、欠陥住宅や地盤沈下のように、ある程度、時間が経過してから発覚する問題があります。
もちろん、目利きのある人でないと、それらは見抜けないのかも知れませんが、
専門家を雇って、物件を診断してもらう手はあると思います。

車の場合は、新車では買えないような高級車を安価に買えると言うのはあります。
金持ちは新車しか買いませんし、高級車は自動車税が高額で、
中古だとしても、庶民では維持が大変ということで不人気となり、中古価格は暴落します。
逆に、軽自動車は、庶民に人気があるので、中古価格は割高になります。
車の場合も、整備不良や事故車がありますので、
目利きのある人でないと危険というのはありますが。

肝心の自転車の話ですが、私は高額な部品を付ける事は、あまりないですし
滅多に見かけないような風変わりな部品を狙う事が多いので
どちらかと言うと、それを新品で扱っている店を探して、買うことが多いです。

とは言うものの、
ちょっと前に、自転車屋でチューブラーの車輪が5000円!
という話がありました。
タイヤは消耗品だとしても前後で5000円は安いなぁと思いましたが、
エンドを130→135mmに改造する必要があったので、迷ってしまい、
次に来店した時には売り切れでした。

こん@4040club
nonki さんの投稿…
私も住宅を買うのなら、絶対に中古住宅です。そして若干リフォームして住むという方法にします。これだと勾配価格がかなり抑えられ、お得ですね。高い新築にこだわって数十年のローンを組むなんて今どきの時代リスクが高すぎますから。
車は消耗品なので、新車をあえて選んでいます。私の欲しいクルマは軽自動車で貨物仕様のため、新車でもそれほど高くないのでした。(・∀・)
中古ホィールは悩ましいですね。リムブレーキ仕様の場合、ブレーキ当たり面の摩耗をまずチェックしないといけません。まあまあ新しいければ、買いですかね。しかし、5,000円だったら即買いだと思いますよ。バラしてハブ単体にしてもグレードの高いハブが付いているのなら、アルテグラとかだったりしたら、絶対に買いますかね。
惜しいことをしましたね。
中古品の世界はCDなどもそうですが、一期一会です。私も先日探求盤を探し出し、即買いでした。やっと手元に来て、嬉しくて嬉しくて、何年も廃盤でしたから。

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