夏の改造計画

 この前から、俄然チューブラーの復活を考えていて、装着する予定のクラブモデル車を改造しようかと思い出している。改造といっても極力部品を新調することもなく、低予算内で収まるように楽しみたい。

ケルビムのレーサーから移植するのは、セライタリアの軽量サドルとカーボンピラーである。ピラー径が同じ27.2φだったため、これは問題なし。

これだけの移植でかなり軽量化できる。現状は重たいブルックスの革サドルにアルミのピラーである。500g以上軽量化できる計算だ。

ホィールは組み直しかな、と思っている。台湾のTNIのチューブラーリムを入手して、それで前後組んでみるといいかと思う。困りごとは、最近のリムはリムハイトが高くなる傾向があり、それにつれてタイヤのバルブ長が長くなることである。私は、昔ながらの4cmほどのバルブが好きなのであるが、長いものにしないと空気が入れられなくなりそうだ。タイヤ購入時に要注意である。

スポーク本数は32Hくらいを考えている。3交差でイタリアン組である。ハブだが、これが悩みどころだ。シマノは早々に上位グレードが10速以上になってしまい、ちょうどいい高級ハブがない。調整の効くカップアンドコーンは魅力だが、シールドベアリングのなめらかな回転もいい感じである。ハブはもう少し物色することにする。

チェンホィールはTAで決まりだ。これはもうギアも持っていて、44x26Tである。これで十分だと自分の脚力に相談して決まった。自ずとリアスプロケも11-25Tである。9速だ。

輪行を考慮して、Rメカはショートゲージである。ここまでやるとなるとかなり軽量化できる。片手でヒョイと持ち上がる感じになるだろうか。

これに装備はオルトリーブのサドルバッグLである。これに折りたたんだチューブラーやら、工具、ポンプ、ワイヤー錠、輪行袋などをほうりこむ。輪行袋はモンベルのコンパクト輪行で決まり。これはコンパクトになり、余裕で入る。

輪行方法は、前後輪を外すのと、ペダルを外す以外はしない。ペダルもQRが付いているので手で外せる。

次期マシンのコンセプトは気軽に出発できるチューブラータイヤを履いたパスハンターである。もちろん、泥除けも取ってしまう。

このクラブモデル。元々は小旅行用にと装備を整え作り上げた自転車だったが、主の都合で小旅行は当分行けそうもないため、急遽日帰り弾丸ツアーように改造しようということになった。

今どきは特急電車に乗れば、半日で近畿圏内ほぼ全域行ける。とにかく輪行の手間暇を省くことで思い立ったら、すぐ行動できる自転車が欲しくなったわけである。

ロードバイクと呼べないのは、ギア比とかが小さいためかな。山岳へ入ることが多いため、こういう特殊な仕様になった。

ぼちぼち、足りない部品を蒐集していこうかと思っている。

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