下り坂でのリム加熱問題を考える。

 先日も長い長い峠の下りをリムブレーキ全開で下ってきた。案の定、途中、止まってホィールを冷やすのである。火傷するくらいに前輪のリムが熱くなっていた。

みなさん、いろいろリムブレーキでの下りで怖い思いをされているようですな。

ブレーキング時のホィール加熱問題をどう対処されてますか?

 この問題の究極の答えはディスクブレーキを使うこと、と思います。リムブレーキの場合はどうしても長い下りでリムの加熱問題が発生するため、タイヤ、チューブ、リムフラップメーカーはそれなりに考えて作っているだろうと思いますが、でも、ヒルクライムレースなどでは加熱によるパンクが頻発するようですね。登りで若干空気圧を抜くというテクニックが広まっているようなのですが、これが難しいですね。

私自身も小心者なので、峠の下り途中で何度か止まってリムの冷却をやってます。空気圧は特に下げたりしないのですが、でも火傷するほど熱くなったリムを触ると、心配でたまりません。このリムの加熱問題のせいでせっかくのダウンヒルが楽しめていません。

チューブラータイヤはチューブがタイヤの中に包まれているため、熱膨張によるバーストには強いと思われます。ツールで昔、チューブラーが使用されてきたのはそういうわけかな、と思うのです。

最近、開発されたミヤタの両面テープも熱対策はばっちりのようです。散々、峠の下りをこの両面テープで接着して下りましたが、タイヤが外れるなんてことは一度もなかったです。

TTPシリーズの両面テープはランニングコストが高いように思われますが、チューブラータイヤの取り換えはパンク時くらいしかやらないので、私は、コストが高いようには思いません。

使用してみると、リムセメントより、長期間使っていても乾燥してもろくなることもなく、快適です。糊が乾燥により劣化する頻度が少ないように思われました。

TUFOなどのメーカーからもチューブラー接着用の両面テープが出ているようなので、今後、試してみたいな、と思っています。

でも、タイヤの歴史を見てみると元々は木リムに松脂などで接着するチューブラーのようなタイヤが元祖だったのですね。ビードワイヤー形式のタイヤが登場するのはもう少し後のことで、パンク修理のやりやすさが考慮されてこのクリンチャーという形式になったのかな、と思います。

いずれにしても市場から消えつつあるチューブラーが存続してくれることを願うばかりです。

(=^・・^=)

コメント

匿名 さんのコメント…
私は、山には行かないため、ブレーキの過熱を経験したことはありませんが、
前リムの方が、後リムよりも熱くなるのでしょうか?
そうだとすると、前輪だけでもディスクにした方が良さそうですね。

ディスクブレーキ以外の方法で思い付くのは、重めのリムにすると、
温度が上昇しにくくなるとか、ディープリムの方が冷えやすい感じはします。

あるいは、スポーク本数を増やすとスポークにも熱が伝わるので、
リムの加熱が緩和されたり、空気抵抗も増えて、
ブレーキの補助になる感じがします。(嘘かも?)
ニップルも、真鍮製よりアルミ製の方が冷えやすいイメージはありますが
いずれも、焼け石に水ですかね。

こん@4040club
nonki さんの投稿…
長い峠の下りは何十キロもある場合があります。そういう長距離の下りの場合に、リムの加熱問題が起こります。特に前輪が熱くなります。究極の答えはもう出ていますが、やはりディスクブレーキの採用でしょうね。最近のディスクブレーキの隆盛はそういう理由もひょっとしてあるのかもしれないな、と思います。
まあ、ディスクブレーキでも油圧式の場合はフェード現象が起こる恐れがありますが。
リムの加熱は経験しないとわからないと思いますが、本当に怖いものです。火傷するほど熱くなります。私の場合は、チューブラーだとタイヤの中にチューブが丸ごと収まっているため、ましかなと思った次第です。それに歴史を見てもツール・ド・フランスでそんなリムの加熱によるバースト事件って聞かないし。
すぐれた点も多かったのに、チューブラーが下火になったのは本当に残念です。
匿名 さんのコメント…
チューブラータイヤは、セメントよりも、テープの方が熱には強いという話がありました。
また、中のチューブは、ラテックス製より、ブチル製の方が熱に強いようです。
アルミ製チューブラーリムは絶滅危惧種ですので、ディスク化で、リムが長持ちするは嬉しいです。

うちのアルミMTBは、サスペンションフォーク式で、ディスク台座もあるので前輪のディスク化は可能です。
後輪は台座無しなので、Vブレーキ一択ですが、前輪が熱くなるなら、前だけディスクでも良さそうです。
ただし、ディスク化には、いくつか懸念点があります。

現在はテクトロ社のドロップ用レバー(Vブレーキ対応)を使ってますが、ドロップ向けの油圧式レバーは、
フロントシングル用の左レバー(シフター無し)が存在します。右レバーはSTI(リアメカ用)になります。
(いずれもシマノ製)

前だけディスクにするなら、左レバー(油圧式)だけシマノにすれば解決しますが、
左がシマノで、右がテクトロというのは、違和感がありそうです。

左右レバーをシマノにすると、右レバーには使用しないシフターが付いてしまいます。
(現在は、Wレバーで運用してます)
左右とも現状のテクトロ製レバーにすると、ワイヤー式のディスクになります。

2つ目の懸念は、
ディスクローターの体積が小さいためか、かなりの高温になる事です。
しかも、直ぐ近くにハブがあるので、ハブ本体とグリスへの熱害が気掛かりです。

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こん@4040club
nonki さんの投稿…
動画みましたよ。結構ディスクも熱くなるのですね。触れば火傷しそうです。
しかし、ディスクブレーキのメリットはこのリム加熱問題でも一気にアドバンテージがありそうで、今後、拡大の一途でしょうね。
もうリムブレーキ用のリムが発売されないようになると、皆、ディスクに移行しそうで、ちょっとそこが心配かな。
私など、しぶとくチューブラーで抵抗していますが、もう風前の灯火ですわ。(T_T)

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