読書の秋である。温泉に行きたいな…。

 今月も20日が待ち遠しかった。というのも知る人ぞ知るサイクルフィールド11月号の発行日だったからだ。さっそくオーマエジムショさんのHPよりダウンロードし、読み耽る。昭和の香りのする内容。今じゃ、貴重なランドナーパーツの通販もここでは広告にみることができる。

体裁は、ほとんど往年のNC誌である。だから、ずっとNC誌を購読していた私にはとても懐かしい雰囲気である。

浜平鉱泉。いつか行こうとずっと憧れていたが、もうとっくに廃業されていたんですね。残念。ま、紀伊半島にも温泉はずいぶんとありますから、ぼちぼちと温泉巡りなんてのもいいかもしれない。ずっと痛い五十肩の左肩は、まだ、治まる気配がない。左腕を挙上できないので、足元のものを取ろうとするときや、つり革なんて絶対に持てない。絶望的状況なわけである。

温泉といえば、私の一押しは、紀伊半島南部の古座川の中流域付近にある美女湯温泉(みめゆおんせん)である。ここは林道工事中に偶然湧き出たといういわくつきの温泉であって、道端に源泉タンクが設置してあり、そこから滔々と湯の花が流れ出ているのが見える。

以前将軍川林道を日置川から登って越え、七川ダムあたりへ下ってきて、対岸に渡り、たどり着いた。温泉は午後からやっているふうで、しばし開くまで待った。確か大人300円だったと思う。ランドナーを温泉の入り口横にもたせかけ、中にはいる。

簡易な脱衣場には誰もおらず、温泉は家庭風呂のような雰囲気である。湯温はかなり熱かったと記憶している。女湯と壁一枚で仕切られているが、下には小さなトンネルがあって、湯は双方を行き来しているようだった。

ここで、たっぷりと1時間くらいは長居していたと思う。湯上がりの古座川沿いのライドが心地よく、古座駅までの下りを堪能して車中の人となった。

いいですね。温泉。浜平鉱泉の記事を読んでいて、また温泉に行きたくなってきた。

コロナ禍さえなければ、自由にどこの温泉でも浸かりに行けるのになぁ、とぽつり。

そろそろ、行きたいところに行って存分に走っておかないと冬の積雪でまたお預けを食らうことになりそう。十津川街道も今が旬である。五条あたりまで輪行して、早朝出発にすれば、日帰りで、十津川温泉あたりから西へ下り、南部あたりから輪行で帰る、ってなことも不可能ではないかな。いや、これはいいプランかも。地図で何キロくらいあるのかみてみよう。

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