味のある昔のフランス製VAR工具。
今から40年ほど前、フランスのVARという有名工具メーカーが一大カタログを発行していた。黄色の表紙のそれは、今でもスキャンされてダウンロード可能になっているのを見つけた。今、それをパソコンで熱心に見ている。
私もアルバイトの少ない小遣いから少しずつ、このVARの工具を買い足していた。カニ目レンチや、コッターピン圧入工具、ヘッドワンまわしとか、右ワンの脱着工具などなど。
今や、それらは廃番商品となり、オークションでもプレミアが付くお宝となった。私の専用工具たちである。鋳造品が多く、ごついイメージだが、手に取るとずしりと重い。それがイイ。
このカタログは、かの有名なダニエル・ルブール氏のペン画によるイラストで構成されており、それがまたこのカタログをお宝としているゆえんである。ダニエル・ルブール氏といえば、ニューサイ誌でお馴染みの「イラストによるスポーツ車と部品の変遷」という4分冊の著作でも有名であった。この本は、ビンテージマニアが泣いて喜ぶような時代の部品と自転車がごそっとイラストで詳細に紹介されている。私の手元には第二号以外三冊揃っている。(゚∀゚)
読書の秋、というが、この頃はこういう自転車関連のイラスト集などを見ては郷愁に浸っている私なのである。F.パターソンのイラスト集もイイ。これも私のお宝。古い英国のサイクリング事情がよくわかる本である。
写真もいいが、手書きのイラストも味があってよろしいですな。
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