ランドナーのロードバイク化を考える。

 ランドナーという車種はことさら様式美を訴える車種である。亀甲の泥除けに太い42Bのタイヤ、カンチブレーキにTAのリングなどなど…。しかし、私は案外固定観念というものがあまりない方である。将来的にこれらのこだわりパーツの枯渇も心配される中、後十数年先にはどういった形にこのランドナーを進化させるのがいいだろう、と最近考えるのである。

まず、私が今思っているのは、ランドナーから流行りのグラベルロード化である。ランドナーはそのもっさりとした走行感からポタリング用途と思われがちであるが、案外巡航速度も早い。タイヤも太く少々の荒れた路面でも問題なく走行可能である。

早い話、泥除けを取っ払ったら、もうそれはグラベルロードだと断言してもいいだろう、と思う。まあ細かなことを言うとスケルトンが違うじゃないか、とか文句を言われそうだが、自分で納得して、改造してこれはグラベルロードだと思えば、それでイイ。(゚∀゚)

現在、手元にランドナーという車種が3台ある。それぞれにタイヤが違うため、走行感も違うが、同じような車種が複数台あっても仕方ないしなぁ、というのが最近の思いである。かといって台数を増やすのはいけない。それで、今ある車種をある程度乗り倒したら、次は、グラベルロードに改造してみたら面白いのではないか、と思うのである。同時に思い切った軽量化を試みてもいいだろう。

今付いているパーツで重量が重いのは、サドル、シートピラー、キャリアである。これらをまずなんとかしたい。サドルはロードバイクに付いているようなもので、重量はせいぜい250g程度のものにする。泥除け、Fキャリアは外してしまう。

雨の日はどうするんだ?と言われそうだが、こういうグラベルロードの場合、日帰りがメインであるので、雨天の走行は想定外である。一日、気持ちよく走り倒すための自転車ということになる。

こららのパーツの改造が済んだら、いよいよ細部の軽量化である。QRシャフトやシートピンなどのスモールパーツを軽量化していく。目標重量は9kgくらいか。それ以上はちょっと鉄のフレームだし、難しいと思われる。しかし、実際、9kg程度なら持っても担いでも軽いし気にならないと思う。

何より、泥除けとFキャリアがないぶん、前後輪を外すだけですぐ輪行できるので、何度も乗り換えするような場面ではいいだろう。思いついたら、すぐ車載して出撃できる。

実は昔、エトワールなるフレームのランドナーを改造してグラベルロードと称して乗っていた時期があった。しかし、あまりに台数が増えたため、現在はフレームだけにしてお蔵入りしている。

実際に作業するとなるとどの自転車か?というと42Bのランドナーになるかな、と思う。改造の際はタイヤをグランボアのエートル42Bに換装予定である。これで舗装路もガンガン走れるグラベルロードの誕生だ。

と次の自転車を作る妄想をするのは実に楽しいのでつい構想を練ったが、いつかはこれ、やると思う。

(=^・・^=)

コメント

匿名 さんのコメント…
目下、アルミMTBのロードバイク化に取り組んでいて、時々、軽量化の誘惑に駆られる事があります。
カーボンパーツは、イマイチ信用が出来ないので、部品を外すとか、部品の小型化を考えてます。
軽量化は、博打の側面もありますので、実は色々と悩み中だったりします。

クイックリリースをやめて、スキュワーナットにすると僅かながらの軽量化にはなりますが
工具を持参しなければならないので、トータル重量は変わらないかも知れません。

部品を小型化すると、下記のようにアルミでも、そこそこ軽いパーツは見付かります。
ただ、サイズが合わないと本末転倒になりそうです。

https://ec.cb-asahi.co.jp/catalog/products/4ba13d6551254091b2b618f50bff4b0b

あるいは、いっそブルホーン、フラットバーにした方が軽くなるかも知れません。

サドルも相性がありますので、軽量化だけでは決められませんが、
下記は見た目ほどは快適性が悪くないみたいです。
ただし、本物そっくりの偽物(中国?)が出回っているという噂もあります。

https://cbnanashi.net/cycle//modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=4817&forum=15

偽物ではなく、上記の類似品もあるようです。
耐久性に難があるみたいですが、最近、少し重くなったらしいので
多少は強度アップしているのかも知れません。

https://cbnanashi.net/cycle/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=15718&forum=15&post_id=28900

あとは、人間を軽くするというのもありますね。
例えば、衣服、ヘルメット、靴などです。
私は、ビンディングを使わないので、駅伝選手用の靴を使っていた事もあります。
履いた瞬間は、靴を履かずに靴下だけで歩いているような錯覚に陥りますが、
自転車に乗ると靴の軽さは、さほど感じられませんでした。

こん@4040club
nonki さんの投稿…
まあ、ランドナーが三台もあるので、一台くらい違う車種もあっていいか、というのもあって、大胆な発想で改造したいな、と思いました。軽量化ですが、いろいろ出ているみたいですね。リンク先にあった商品ですが、名前が思い白いですね。(゚∀゚) 悟りって…。

サドルが一番軽量化のツボなんですが、これが実に悩みます。お尻の痛みとの戦いなので、今までずっと快適なブルックスのB17を愛用していたので、かなり痛くなりそうで怖いものがあります。しかし、100g台の重量は魅力的。タイオーガのものはデザインがカッコイイですね。欲しくなりました。
軽量化。何だかんだ言っても結局のところ、人間本体の重量が一番問題かな、と私も思いました。
匿名 さんのコメント…
「重量が軽い事」と「軽く感じる事」は、
同じようで微妙に違うようにも思います。

三ヶ島のペダルは、超軽量という訳ではありませんが、
ベアリングが良いためか、軽く感じます。

また、Wレバーにすると、
ハンドルに絡み付くシフト・ワイヤーが無くなるためか
ハンドルの動きが軽くなります。

それから、フレームバッグは、車体中央に荷物を積むためか
荷物の重さを感じません。

https://www.tokyolife.co.jp/news/1045/

いずれも「錯覚」とか「気のせい」と言われると
それまでですけどね。。。

こん@4040club
nonki さんの投稿…
私は、ハンドル周りにワイヤー類がごちゃごちゃするのが嫌で、今のWレバーに行き着きました。ホントにハンドルを切るのが軽くていいですね。
重量はそれほど問題ないのかもしれません。宿泊するツーリングのときには、どうしても荷物重量が馬鹿にならないし。
荷物をどうしたら、減らせるかをいつも考えています。
フレームバッグはABUSの小さなものを持っています。中にチューブラーを丸めて入れるのにちょうどいいので、これはいい買い物でした。

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