時代とともに移りゆく町並み。

12月になった。最近は自転車にほとんど乗っていない。(^^)
理由は寒くなったからである。私は大の寒さ嫌いである。というか、夏は暑い。冬は寒いと理由をつけては乗らない。ヘタレである。

さて、先月、珍しく自宅からフラフラと東の方へポタリングに行った。途中、しんどくなり、粉河の龍門橋から粉河へ入る。その昔、中学までこの町に住んでいた。駅裏の借家でとてつもなく古い木造の家でガラス戸を閉めても、隙間風で電灯の紐が揺れた。その家に一家4人雑魚寝で暮らしていた。その思い出の家はどうなってるだろう?と思い、粉河の町中へ入ってみると、そこは綺麗に取り壊され、駐車場に変わっていた。

近くの喫茶も無くなり、向かいのアパートも平地になっていた。

あれだけうるさいくらいに遊びまくっていた子供の姿がさっぱり見られない。どの家も雨戸が閉まっていたりで空き家であるかのようだ。

自分の一時代を築いた基礎の家が無くなってしまったことに喪失感を覚えた。様々な記憶が蘇る。当時、ハマっていた短波ラジオのためのアンテナを張り巡らせたことや、裏の畑の柿の木のそばで秋になると焚き火をして焼き芋を焼いた記憶などなど。

当時から、自転車が大好きで見様見真似でクランクのコッタードのネジをぶっ叩き、クランクを外したまではよかったが、コッターピンを見事に破壊してしまって、自転車屋に直してもらったことなど。

次々にその場に立って思い出が蘇ってきた。

思えばあの頃の少年時代から自転車が大好きだったな、と…。

この頃の影響からか、未だにコッタードのクランクには愛着がある。たまにオークションで見かけるとつい見入ってしまう。(^^)

こうした昭和の匂いのする町が好きだ。輪行で行った南部の町も駅近くが昭和の匂いのする町だった。熊野古道調査も兼ねて、ふらふらとポタリングしたっけ。

今日は冷えるな、指先が冷たくてたまらない。

明日、明後日と連休です。
(=^・・^=)

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