オークションを見て回る楽しみ。

最近は、買い物らしい買い物をしていない。安い手袋を見つけてホームセンターで買ったりするだけである。自転車の部品は買っていない。代わりに中古市場のオークションを見て回るのが日課となっている。まずは、ebayである。カンパやストロングライト、などの外国製品を見るには、ここがいい。それに日本で買うより安いことが多いようだ。出品者の国を見てみると、東欧などの方もたまにいる。東欧など行ったこともないので、どのような自転車事情かわからないが、興味がある。

私は、チェンホィールマニアである。チェンホィールという部品は自転車の顔である。それで、昔からいろんなメーカーのチェンホィールを見てきた。一番気に入っているのは、もちろんフランスのTAである。あのレモンを輪切りにしたようなパターンが好きだ。それとあの鏡のような光沢。惚れ惚れする。

クランクという部品に取り憑かれている。様々なクランクを蒐集している。クランクはそのギア板との固定方によって、5ピン止め、3アーム、5アームと大別されるが、最近はシマノなど4ピン止めの方式に移行しているようだ。もっとも最近の製品は味気ないデザインが多く、それにブラック仕様が多くなって興味は薄れた。

ギア板のパターンがいろいろあって楽しい。昔はパターンレスといって、一枚板のようなまったく肉抜きのないノコギリの歯のようなギア板も発売されていた。あの部品の意図するところは、個人で好きなパターンを描き、切り抜くということらしい。なんとも労力のいる作業だ。

ヤフーオークションもおもしろい。個人の出品が多いが、中にはショップの出品もある。当に絶滅したかに思えた部品がひょっこり出てきて入札がいくつか入っていたりする。世の中、古物の好きな人って案外いるんだな、とおかしい。

自転車の場合は規格が全てである。どんなに欲しい部品でも規格が合わないと取り付けが難しい。とくにチェンホィールの場合は、チェーンラインの正確さが重要で、これが合わないとうまく回転しない。コッタレス、コッタードなど、方式はいろいろあるが、皆さん、このチェーンラインを出すのに苦労されるようだ。

ルネ・エルスの本物の当時物のステムが出品されていた。これ、価格が12万となっていて、驚愕であるが、ジュラルミンの塊から削り出して作ってもらう作業費用を考えるとこんなものか、とも思える。まあ、えらいものが出てきたものだ。

とまあ、こんなふうに最近は部屋にこもってオークションを見て回るのが楽しい日課である。
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