泥除けのありがたみがしみじみわかる季節になった。

 もうかれこれ2ヶ月以上乗っていない私である。自転車の乗り方さえ忘れてしまうほど長い間乗っていない。(^^)

その間、気管支炎、お尻のおできと散々な目に遭った。季節はもう秋である。台風の合間をぬってちょっと近所でも走りたいと思う今日この頃。紀ノ川の堤防コース沿いには、彼岸花が咲き誇り、秋真っ盛りである。

この頃の季節になると、突然雨が降ったり、路面が濡れていたりで自転車で走るには気を遣う季節である。不思議と今は、みな、自転車に泥除けを付けたがらない風潮であり、路面が濡れていたりしたらとたんに難儀するだろうな、と思う。お尻が路面からの跳ね上げで濡れるのは実に不快である。全ガードの泥除けがついていれば、それも防げる。このときほど泥除けのありがたみがわかる瞬間はない。

泥除けといえば、日本では本所である。唯一オンリーワンの存在で、ここの製品の恩恵に預かっている。磨くとキラキラと光る軽合金の泥除けは貴重で、ランドナーの雰囲気を醸し出している部品である。

輪行をよくやる人は後ろ泥除けを分割式にぶった切ったりするのが流行っているようだが、私は、分割は好まない。上ブリッジに釣り金具を工夫して、下ブリッジはクリップのようなもので固定するとすんなりと外しやすい。これの方が見た目がスマートでいい。

だるまネジも貴重品で今どきは種類が少ない。輪行用として環付きのだるまネジなどもあったな。手でちょっと締めるだけでステーが取り外せて便利だが、ネジを紛失しやすいという欠点もあった。

暇なときにデスク上にだるまネジを並べて鑑賞したりしている。昔は真鍮製とか軽合金製とかいろいろな素材があったようだ。

最近は、私は、このような小物を集めるのに凝っていて、見かけると買ったりしている。

泥除けが付くと異音の発生源となる場合が多く、消音に苦労することになる。私など、漕ぐたびにキュンキュンなる音のため、消音に苦労した。上り坂などで漕ぐとキュンと鳴く。これにご近所の飼い犬が反応し、村中響くような鳴き合戦となるのであった。

革パッキン、ゴムパッキンなどいろいろ消音に苦労したものである。

泥除けが付いていると水たまりに突っ込むのが爽快だ。ザバーンといって、泥除けで見事に水を跳ね返すさまは、気持ちいい。

林道などを走っているとよく路面が川のようになっていて、そこを走り抜けるのであるが、今どきのグラベルロードなんかだと、泥除けがついてないのでずぶ濡れになるだろうな、と思う。その点ランドナーは万能だ。

輪行の時の手間を考えてもちょっとの手間である。その分、路面状況がどうだろうと走れる安心感は何者にも代えがたい。

丸型、亀甲柄など種類も豊富で、泥除けのカタログを見ているとつい時間の経つのも忘れてしまうのであった。

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