春のダイア改正で紀南がピンチだな。

元々少ない本数でなんとかしのいでいたJRの地方のローカル線だが、コロナ禍の売上減少に伴い、一気に列車本数が少なくなっていくようだ。特に紀伊田辺以南の地域が厳しい状況である。特急を除けば、ほぼ一時間に一本あればまだいいほうで、2時間、3時間に一本の時間帯もある。

ここまで本数が少なくなると輪行を楽しんで帰宅するということも難しくなってくる。絶対に目的の列車に乗り遅れることができない。

すると、スケジュールに無理があるようになる。まだ、一本遅らせればいいか、というような悠長な作戦が通用しない。

昔、紀伊半島を横断する安川大塔林道をやって、新宮駅から和歌山方面へ帰還するときにすでに19時台で普通列車が最終だと知ったときは驚愕だった。間に合ったからいいものの、逃すと、泊まりになるところだった。

いやはや、恐ろしや。ツーリングは途中何があるかわからない。できれば、翌日も休みの余裕のあるときに実行せねばならない。そうしないと、不慮の故障などで、目的の列車に乗り遅れたら、最後、その日に帰還できなくなる。

最近は輪行袋を持ったサイクリストを駅で見かけないな、と思っていたが、こういう事情があるのかもしれない。もっと地方に行くと、事態は深刻である。中国地方のローカル線は廃線危機らしい。もう一日乗客数がヒト桁とかの状態で、路線を維持すること事態が困難になっているとか。

将来的に日本全国、都市部以外は廃線というような状況になるのではないか、と私は思っている。というのも自動運転技術が日進月歩であり、普通に自動運転車が走り回るようになると、高齢ドライバーはこぞってそれを購入するだろうと思う。

病院への行き帰りも自動運転。ドアツードアでどこでも行ける。この利便さには勝てないな、と思う。駅で待ち合わせするなんてことはもう映画の世界だけになるのかもしれない。

鉄道好きとしては悲しいが、時代の流れなので、どうしようもない。事実、私とて自動車の便利さに魅了され、乗っている。最近は遠出もカーサイクリングが主体であり、輪行をめったにしなくなった。

こういう流れは世のサイクリストの大半もそうかな、と思う。まあ、首都圏のヒトは車を持っていない方も大勢いるので、輪行も盛んかもしれない。それに都会は列車本数が多いので、便利だ。

私のところも昔は4両編成が普通だったけど、今はたったの2両編成。運転手だけのワンマン列車である。イコカも使えない。(^^)

路線のほとんどは駅員がいない無人駅である。

一度、新宮や尾鷲方面へ走りに行って帰りは東回りで帰りたいと思っているが、乗り継ぎが悪くまだ実現していない。松阪へ出られれば、後は近鉄線で吉野口駅まで帰ってきて、その先はどうとでもなる。最悪は家まで吉野口駅から自走である。

こういうプランをぼぉーと描いているが、東回りは紀勢本線になるわけだが、実に普通列車の本数が少ないのである。しかし、車窓から見える太平洋の眺めは圧巻で、新鹿の砂浜や荒々しい尾鷲近辺の海岸線には魅了される。

暇になったらこういう東回りの紀伊半島プランを実現させたいな、と思っている。

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