菜種梅雨。雨具について。

 連休に入ったが、相変わらずの雨続きである。この菜の花の咲く季節に降る雨のことを菜種梅雨というらしい。

 雨の日には走らないというサイクリストは多いかと思う。これは最近のサイクリング事情と相まってそうなっているのかな?と思う。最近のスポーツ自転車には泥除けがまず、付いていない。私など、実に不思議なのであるが、これは舗装路が殆どになって、コンビニなども普及し、日帰りの気軽なライドが主流になっているからだと思う。

かつてのように自転車にバッグをくくりつけ、旅行に行く、という人は少数派なのだろう。それで、市場でも積極的にロードバイクを中心とした品揃えとなるように感じられる。

私は相変わらずの昭和のサイクリストを標榜しており、泥除け付き、雨具持参というのは自然である。雨具は私の場合はポンチョとなっている。オレンジ色の派手な色合いだが、これが、走行中は滅法目立つので、安全のためにこの色にしてよかったな、と思っている。

しかし、よくよく考えると、上下完全な雨具装着をすると、泥が跳ねても平気なので、自転車には泥除けを付ける必要がないのかな、とも思ったり。それと最近のバッグ類の素材が水を弾く撥水性の高い素材になっているため、サッと拭くとすぐ汚れが落ちるようだ。私も持っているが、オルトリーブのサドルバッグは秀逸である。丸くくるんですぐ取り出せるし、防水性が高く、これをサドルバッグとして付けると後ろに泥除けがなくても少々の泥はねは背中に当たらない。お尻も濡れない。

ゴアテックスという素材の上下レインウェアを持っている。使っていたが、どうにも自転車で走ると蒸れるので、今は使っていない。そうして、最終的にポンチョに落ち着いたわけである。通勤時もずっとポンチョを愛用していた。

ポンチョの利点はフロントバッグなどを覆うことで、荷物も濡れるのを防げることだ。難点はライトの光がポンチョを通してしまうため、ぼやけて暗い。昔のヤジロベーのようなハブ位置にライトがあれば、問題ない。

ポンチョは袖を通さないため、すぐ脱げるのもいい。店に入るときもサッと脱いで入れる。便利で私はずっとポンチョを愛用している。広島のグランピーサイクルさんの動画にあのキャラダイスのコットンダックの高価なポンチョの使用感が紹介されていた。見ていていいな、と思ったが、重量が重いので諦めた。普段使いの通勤に使うのならいいかもしれない。

日本を走る限り雨は避けられない。一年を通してみると、ほぼ半分くらいは雨なのではないかと思うくらいに雨が多い。

いずれにしても、私は雨が好きではないが、連泊となると雨が避けられないので、雨具は必ず持っていく。ポンチョは今も昔も手放せないアイテムなのである。

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