グリスを塗るか塗らないか…。

 自転車のメンテナンスのお話。クランクの取り付けで悩むことしきり。私は、ホローテックⅡも使っているけど、ほとんどは未だコッタレスの四角軸仕様である。この四角軸にクランクを取り付ける際にグリスをたっぷりと塗るのが正しいのか、それともグリスをまったく塗らず、パーツクリーナーできれいにしてから嵌め込むのが正しいのかで悩むのである。

物の本によっては見解がバラバラだったりする。理論的には、コッタレスは若干のテーパーが付いているため、グリスを塗り込むと、ズブズブと軸の奥の方に入り込んでいってしまうのは容易に想像できる。しかし、強大な圧力がかかる場所ゆえにグリスを塗り込め、と指示している本が多いようだ。

しかし、一部、絶対にグリスを付けるな、と指示している説明書もあるようで、ほんとうのところ、どっちが正しいのだろう?といつも悩むわけである。

これはシートピラーにもいえる。クロモリ車の場合、固着を防ぐ意味でも若干のグリスをシートピラーに薄く塗って使っている人は多いと思う。私が、新車で買ったランドナーもそうなっていた。

クランクも軽合金とクロモリシャフトの嵌め合いになるため、グリスを塗るほうが正しいのだろう、と思って、せっせとグリスを塗り込んで締め込んできたわけである。しかし、テーパー穴が広がってしまうのでは?と今では少し心配になっていたりする。

メーカーの想定では元々、クランクを年間にそうそう付け外しはしないだろう、という設定になっているのかもしれない。しかし、私など付け替えなどをしょっちゅうやるし、取り外しもしょっちゅうである。まだ、チェンラインが狂ったと思えるほどクランクが軸の奥に移動した感じはない。

しかし、ノギスで正確に測定すれば、きっと少しずつ奥に移動しているかな、とは思う。数ミリは誤差範囲内だろう。こういうところでもやっぱり昔のコッタードの方がいい、と思うわけだ。なぜ、なくなったのかな。悲しいな。

グリスはシマノの純正のデュラグリースを使っている。チューブのものをグリースガンに付けて使っている。部品の寿命を伸ばす意味でもグリス塗布が正しいのではないか、と思うのだが…。

(=^・・^=)

コメント

人気の投稿