牛廻越え

 奈良県十津川村から和歌山県龍神村へ通じる酷道425号線。シニゴー線ともいうこの道路。とても国道とは言えないようなガードレールもところどころないようなひどい道でした。

今から数年前に昴の里に車をデポしてそこから走り始めたのはいいものの、牛廻峠手前のところで、道路が寸断され、ユンボが忙しく動き回っておりました。

そこより手前の道路でランクルに乗った男性に呼び止められ、行き止まりを宣告されたのですが、どうにかそこは泣き脅しで通過させてもらい、担いでの強行軍で越えました。

牛廻峠という名前の由来は、昔、牛の背に味噌や炭などの荷物を積んで峠までやってきたのですが、どうにもこの峠が険し過ぎて牛でも越えられなかったので、ここで牛から荷物を下ろし、牛を里へ返したのだそうな。それで牛廻峠という名前になったとか。

今日はその牛廻峠を朝からストリートビューで散策です。

方角は十津川村から龍神へ向かっています。画面を見るとちょうど秋頃かな。紅葉がきれいでいい感じですね。この頃にまた越えてみたいな、と思います。

一方、山を一つ隔ててその南には引牛越という峠があり、こちらは県道735号線です。こちらも結構険しい暗い山道でした。こちらは峠に巨大な蜘蛛がいて、通りがかった牛を引き下ろしてしまったのだとか。それで引牛越という名前になったとか。

こちらは、AJ近畿のブルベの定番コースでもありますな。

いつか自宅から遠征して自走でこの引牛越を経て、十津川に出てここから天辻峠を越えて帰還するってなロングライドを夢見ていますが、まだまだ今の走力ではライドできそうにありません。もう少し鍛錬が必要。

本当は十津川あたりに輪行できる駅が欲しいところですが、幻の五新線がない以上かないません。そうかといって、カーサイにすると一筆書きのコースしか取れないし…。

どうにもアクセスの悪い土地であります。

引牛越あたりまではギリギリ自走範囲かな、と思いますが、帰りの十津川街道で足が残っているかどうか。自信がありません。

でも、いつかは走りに行きたいな、とは思っています。案外、五条あたりまで輪行して、そこからスタートして、天辻峠を越えていけば、引牛越を経て、西側の太平洋岸へ出る、というルートはいいかもしれません。

始発で輪行すればぎりぎり行けるかも。

それか早朝に自走で出るか。

いつか挑戦したいと思います。

(=^・・^=)

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