老眼と本のアーカイブ化について

 ここ一年あまりの間にみるみる老眼が進み、紙の本を読むことに苦痛を覚えるようになった。まさか60歳手前で老眼が来るとは思わなかったため、変な気分だ。

最近は、細かな字を見ようとすると普段かけているメガネを外してまじまじと見つめる、ということが多くなった。そういう事情から、このポタログ…もフォントの大きさを変更して大きく見やすくしてある。(゚∀゚)

今まで執着して蒐集してきた自転車関連本たち…。

その数、ざっとであるが、数十冊にもなる。重さに例えると10キロ以上はあるか、と思う。なんでも世の中には、自炊なる行為があると聞く。独りご飯を炊くあれか?と思いきや、紙などのアナログデータを読み込んでデジタル化し、データとして残す、ということらしい。

物理的な重さや場所を取らないため、部屋が随分と広くなるようだ。これはイイ!今、持っているアマゾンのkindleで読めれば、自由自在に字を拡大して読める。いくら老眼になっても問題なし。

著作権問題がついて回るが、説明を読むと、明らかに自炊を拒否している作家は少数のようだ。あいうえお順に作家名が書かれていた。私は、まあ小説の類はあまり読まないのであるが、紀行文が主で、好きな著者はいることにはいる。その方の名前は入ってないようだ。

元来、自分の所有する本をどのように処理しようと自由だろう、と思うのである。

作家が懸念するのは、デジタルデータの二次利用。つまり、本人以外に流通して、肝心の作品が売れなくなる恐れが大きいのだろうと思う。ある、自炊代行業者は、送られてきた紙本をアーカイブ後、すべて溶解処理してしまうという。徹底したデータの流出防止策である。

こうまでして、私が自炊代行に期待するのは、やはり、老眼のため読めなくなった本の重みで床が抜けそうになるのを防げることである。デジタル処理してしまえば、その心配はなくなるし、部屋から本棚、CDラックの類は消える。そうしますと、その分空間が広くなり、一歩ミニマリストに近づくことができる、というものである。

部屋のレイアウト変更は常々考えているのであるが、なかなか決定打がなかった。しかし、デジタル処理してクラウドへ保存しておけば、被災しても安心である。

自炊代行へ頼もうかな、と今考え中なのである。

(=^・・^=)

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