チューブラータイヤを使うなら。
とうとう、14日土曜日になった。コロナ療養期間の最終日である。明日、抗原検査を事前に行い、それから出勤となる。
今はもう症状はない。他人に感染させるリスクも明日でほぼないことから、出勤可能となる。
今日は、何をしようか。一日の長雨である。母は買い物にも行けない。自転車だから、この雨では到底無理である。スーパーネゴロの朝市の日であるが、この雨では無理である。車で乗せて行ってあげたいが、最終日なので、同乗は控えておく。
それはそうと、もうすぐお給料日である。何を買うか、ちょっとだけ幸せを感じる日である。小市民でパートのおじさんゆえ、毎月の少ないお小遣いから、ちまちまと小物を買ったりしている。
ブレーキアウター受けとか、ブレーキレバーだとか。
今月は何を買うか。
まず、次期愛車であるが、想定するのは、700Cで作るということ。太さはまあ、25Cくらいにしておくか、と思っている。タイヤの種類であるが、これは、もう今回はチューブラーで行きたいかな、と思ったりしている。タイヤ交換が面倒だと思われがちだが、案外そうでもない。コツを覚えれば、クリンチャーより早いくらい。
まず、リムでも買うか。台湾あたりの安いのがあるようで、今どき貴重な軽合金製のチューブラーリムである。32Hあたりがほしいところ。
これを手に入れたら、次はハブだ。これは高い。もうグランボア一択である。シールドベアリングの方が長持ちするし、メンテが楽だ。ベアリングの引き抜きと圧入に専用工具が必要で、それが高価なのが痛い。しかし、他にも数台シールドベアリングハブの自転車を所有しているので、いずれは買わないといけないかな、と思っている。
もう随分昔になるが、サイスポ誌にチューブラータイヤを履いたパスハンターと題して記事が載っていたことがあった。穴が開くほど読み込んだものだ。
ざっと記憶をたどると、ソーヨー#90あたりのごついチューブラータイヤにブレーキがシマノのデュラエースEX、フロントギアがTAのクロスカントリー用で44Tの両チェンガード付き、リアスプロケットがサンツアーウルトラ6の13-32Tの6段、泣かせるのが変速レバーにカンパのチェンレスト付きのものを選んでいること。これはRエンドに直付されているチェンレストにレバーのフックを外すとそのまま乗っかり、手を汚さずにホィールをスルッと外せる発明品である。
今でもこのシステムに憧れる。究極のシンプルイズベスト。
この自転車を見て以来、いつかこういうチューブラータイヤを履いたパスハンターみたいな車種を所有したいな、とずっと思っている。
理由は日頃仕事が忙しくて、泊まりでなかなか行けないこと。たまに午後とか一日とかスキマ時間ができるのであるが、それを輪行やカーサイで最大限有効活用して、遠出したい、ということ。
日帰り前提のこうした出撃用マシンということで、製作してみたいとずっと思っているわけである。
たぶん、もうこの先、ロングのツーリングに行ける時間もあまり取れないだろうと思うと、こういう車種が一番しっくりくる、と思うのである。
ちなみにこのチューブラータイヤを履いたパスハンターを考案された方は、泥除けの発展にも意欲的であった。電工用の幅広のテープをヘッドチューブからBBを下回しにして、取り付け、泥はねの汚染を防ぐ、というアイデアをすでに実行されていたように思う。
これは今では見かけないが、面白いアイデアだ。簡易泥除けとして、使わないときはポケットに収納でき、必要になったら引っ掛けて取り付けて使う、というもの。大して泥はねに効果があるのかないのか、疑問であるが、付けないよりはまし、というものである。
どろどろになった愛車を帰ってから洗うのは大変だ。
ほかにもこの著者は、おもしろい実験を行っており、一例を書くと、チューブラータイヤのリムへの接着法について、一般のカーペット用などの両面テープの効用を試しておられた。まず、リムに接着剤でベッド作りをしておき、乾いてから、その上にカーペット用の両面テープを巻き付けてタイヤを接着する、というもの。
この方法で数年走ったけど、タイヤ外れはゼロだとのことだった。コスパを優先するとこのカーペット用の両面テープというのはオススメである。実は私も感化され、やったことがあった。
意外としっかり接着できていてい、熱にも強い。十分実用可能である。
今はミヤタの専用品が枯渇しているため、こういう代替法も成り立つかと思う。テープ一本あたりの巻き数mがかなりあるので、お買い得である。
とまあ、本日は懐かしい回想録を書いたが、今どきの自転車雑誌にはこういう種類の思い白いネタがあまり載ってなくてつまらない。だから、私は、最近の雑誌は買わないことにしている。
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