いつか走りたいR371号線。

 紀伊半島を縦横に走っているが、まだ、縦断はR168で、完走したのと、R424とR168で新宮まで走ったのとの二回である。実は、もう一つ紀伊半島を縦断するコースがある。そう、あの酷道371号線である。本来は、河内長野から、紀見峠を越えて橋本に至り、そこから延々南下していくのである。

私の場合は、橋本市から入って高野山を経て、龍神まで。龍神くらいで一泊したらちょうどいい感じである。しかし、龍神から南が秘境である。国道とは名ばかりで、道路幅も一車線しかないし、もうほとんど林道である。途中、正確には分断されていて、林道経由になっているところがある。ヒルクライムも半端ではない。R168のような川筋を行くのと違って、尾根をいくつも越えることになるので、一日では走りきれそうもない。

いつか、このコースを走ってみたいと夢見ているが、実行のめどが立っていない。一泊2日でもかなりしんどいな、と思う。しかし、無人地帯をいくつも行くそのワイルドさが魅力である。ランドナーか、グラベルロードなら、問題なく走行できそうである。ロードバイクだとちょっと心配かな。

R371は北から南に走るのがいい。最後に串本でどーんと太平洋に出るのが感動的だ。最後の峠、六郎峠は思い出深い峠の一つ。

以前は高野山までこのR371で登ったことがあったが、ヘトヘトになるほどしんどかった。ほとんど歩きであった。よくこんなところに家を建てるな、と思ったものだ。

橋本市から入るルートはわかりにくい。ちょっと入るとすぐに峠の登りになり、激坂である。つづら折りをいくつかやって、いったん、丹生川の底へ降りる。そこからまた高野山まで登り返し。これがキツイ。その先、高野山から南は、龍神まで、尾根伝いのスカイラインを行くが、これがアップダウンの繰り返し。かなり消耗する。護摩壇山のタワーまで延々である。

いつもサイクリングでは川筋に下るというセオリーどおりのプランで行くため、それほどしんどい思いはしていないが、このコースは凄まじい。しかしそれだけに完走した後の感動は計り知れない。

暇になったら実行しようといつもグーグルマップで見ては休憩場所などを拡大してみたりして楽しんでいる。

私の夢のプランの一つである。

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