可哀想な猫たち…。
我が家は毎日、魚料理が多い。それで、魚を一本まるごと買うため、調理後のゴミがたくさん出る。そのゴミをそっと庭に置いてやると、いつも決まった顔ぶれの猫たちがやってきて食べる。きれいにゴミを片付けてくれるので、助かる。もちろん、近所の人はよくは思わない。猫嫌いの人も多いから。
しかし、この厳寒期に餌もなく獲物もなく、極限までお腹を透かしている猫を見ると、温かい家の中で飼い猫だけがぬくぬくとしていられる、というのを納得できない。
それで、残飯を少しずつ、炊いたりして、あげている。家の中ではこれをチャムと名付けて、与えている。よく考えると、チャムは犬の餌のようだ。(・∀・)
さて、その庭に集まる猫の中で一匹黒いのがいる。痩せてガリガリ。よく見ると、しっぽが糞で固まっている。よく観察すると、生まれつき、肛門付近が裂けているらしい。奇形である。それで、糞便が垂れ流し状態となり、不衛生極まりない格好となっている。可愛そうだが、どうしてもやれない。そばに来るとかなりの悪臭が漂う。エンフォーと名付けて呼んでいるが、エンフォーはいつも台所の方にきて、餌を欲しがる。そして、餌箱を見せてこっち、と言って庭に回ると、急いでやってくる賢い子である。
集まる猫の中には、耳に切り欠きが入っているものもいる。去勢されているようだ。地域猫というのか、中にはずうずうしく、近所の飼い猫も混じっていて微笑ましい。
食パンなどが安売りになっていると猫用に買い、魚などと混ぜて、チャムを炊く。これが猫の間では大評判のようで、遠路はるばるやってくる飼い猫さんもいるようだ。
うちの二匹はチャムを食べない。贅沢である。代わりにカリコリのキャットフードを食べている。もちろん、魚は大好物だ。
毎朝、洗濯機を庭に置いているのだが、これに洗濯物を入れようとしても、エンフォーがどかないので、難儀している。いちいち、座る場所に広告チラシを敷いて、糞で汚れないようにしているが、一生、この不衛生な状態で過ごすことを思うとかわいそうで泣けてくる。
エンフォーは夜も庭先に置いている縁の下のコンテナに寝ているようだ。糞で汚れているので、すぐわかる。夜になると冷え込むが、庭に設置している風呂用ボイラーのぬくもりで暖をとっているようだ。
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