コロナ禍でユースホステルも青息吐息だな。

 昔から、自転車で宿泊ツーリングをするとなると私は、よくユースホステルを利用していた。いっときは会員にもなっていた。しかし、昨今、他人との交流を避ける風潮があるのか、ユースホステルのようなドミトリー形式の宿は敬遠されがちのようである。

私は、二段ベッドのような部屋で同宿が好きだった。よくライダーの人やバックパッカーと一緒に泊まった経験がある。旅の情報交換やら、身の上話などいろんな事情が聞けた。よく春先に旅行していると、退職記念に旅に出たという人に出会った。私も仕事を退職し、一段落するといつも小旅行に出ている。(^^)

前回の伊勢志摩行きがそう。一旦、サラリーマンになるとなかなか時間の融通がつかず、小旅行から遠ざかってしまっている。しかし、春先からはかなり自由時間が増えるゆえ、また小旅行を復活したいと思っているのだが、このコロナ禍なので、いつになったら安心して旅行できるのかめどが立たない。

今日、過去のユースに泊まっていた懐かしい写真を見ていた。現状のユースの状態を知りたいと思い、検索してみた。本家のサイトは健在だが、もう一つ、ユース同士の連絡協議会みたいなところがやっているサイトを発見できた。

しかし、なあ、ユースホステルって斜陽だよなー、と思った。数が少ない!

私のようなユース好きには寂しい限りである。昔はたいてい自転車で行ける距離にユースが転々とあってそれらに泊まれば、なんとか連続して旅が続けられたものだが、今はない。

仕方ないので、最近は駅前の東横インなどのビジネスホテルを利用したりしているが、困るのが自転車の置き場である。私などどうしているのかというと、輪行である。輪行袋をいつも携帯しているので、それにフォークを抜いてバラし、いつものように収納して部屋に持ち込んでいる。一番安心である。ちょっと手間がかかるが、絶対的な安心で、盗難にびくびくすることはない。最近のように高価な自転車が増えてくると、この手段がおすすめである。

同じように宿に困って快活クラブに泊まったこともあった。ネットカフェである。カップルシートを提供してもらい、自転車を輪行状態で持ち込んで横に寝た。(^^)

キャンプはしないのか?と聞かれると、私はしていない。理由は荷物をちょっとでも減らしたいから。いつも計画をおおざっぱに立てるのであるが、途中気になったら、すぐ変更で、輪行もしょっちゅうである。

いきあたりばったりの旅が多く、テントとか寝袋などのかさばる荷物があると機動力に欠けるので、いつも私は輪行袋をサドルにぶら下げ、フロントバッグ一つの出で立ちである。

よく、ペアレントさんから旅慣れてますね!なんて言われたが、要は無精なだけである。(^^)

また、ユースが人気が復活して、集印サイクリングのようなことができれば、楽しいのにな、と思うが、まず無理だろうな。

僻地に泊まるときはたいてい民宿である。これもおすすめ。地元の話が聞けるし、一家団欒のようで楽しい。宿に泊まって降っている雨音を子守唄代わりに寝るのが好きだった。不思議と翌朝は晴れることが多い。(^^)

コロナ禍の収束を見ながらだけど、今年から徐々に小旅行を復活させ、残り少ない人生時間を充実させたいと思う。また、JCA会員に戻って、クロネコのサイクリングヤマト便も使わなきゃな。

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