鉄人、児玉さんという人…。

 ↑御歳80歳になられる鉄人こと児玉さんです。\(^o^)/


↑で、これが歴戦の勇士である児玉さんの愛車です。650Cチューブラーホィールです。


昨日は、ホントに最高のポタリングであった。長年自転車をやってきているが、昨日のような気持ちのいい一日もまたとないと思う。

そう、あの鉄人児玉さんにお会いしたからだ。昨日のポタログでもちょろっと書いたが、まだまだ彼については語らねばならんと思うので、今日、改めてここに書く。

まず、彼の年齢であるが、今年の2月で80歳になられた、とのこと。まず、その若さに驚愕である。実際にお会いした彼は、実に若々しく、とても80歳には見えない。60代でしょ?と思ったくらい。

で、いろいろお話を伺っていると、アンチエージングの彼なりの秘訣をお聞きしたので公開したい。まず、彼は、毎朝、塩水でのうがいと洗顔を欠かせないという。もう最近では、石鹸での洗顔をまずしない、とのこと。それで、ここからが面白いのであるが、理由は?とお聞きすると、「大昔からなー、生き物はなー、皆、海の中で生まれたやろ?、ほやからな、海水っちゅうもんは元来、身体にええもんなんや…」。「海水で洗顔してると顔の皺がよらんのや」とも。「海水でうがいするようになってからな、風邪引いたことないんや」とも。オイラ、「ほぉー。へぇー、」とうなずくのみ。

彼には、いろいろエピソードがあり、YouTubeに鉄人、児玉さんとか入れて検索したら、彼のアクティブな動画がごそっと出てくるので、お試しあれ!

そんな中で面白いのがまだあるのです。彼、古いチューブを利用して、加圧トレーニング機材を自作していたのです。どんなのか?というと…。
太ももにそのチューブを巻きつけ、それにバルブから空気を入れて、加圧して太ももを締め付けるんです。すると、彼いわく、「あれはな、あんたみたいにしょっちゅう走っている人やとな、あんまり効果ないかもしれん。せやけどな、ヘタレやったらな、効果あるでぇー、」とw。「ほぉー、ふんふん」とオイラ。もう彼のお話が次から次にそれは面白いので、こんなユニークな人が御所で秘かに暮らしているなんて、もったいない、とちょっと思ったりしたのでした。^^;

で、二人のおっさんは、自分らの愛車のお話に次第になりまして、目の前にマシンを持ってきての談義が始まります。それで、また、嬉しかったのが、彼の嗜好がオイラとよく似ているということでした。((≡゚♀゚≡)

自転車マニアには、いろんなタイプがいます。まず、
  1. とことんブランド志向:カンパレコードフルセットやら、デュラエースフルセットなど、最高級コンポで組み上げ、それをひたすら磨き上げて、悦に入るタイプ。走らせるとそれほど速いこともないw…。('A`)
  2. とことん実走派:マシンなんて走りゃええのよぉー、ってなノリ。通常走行距離やケイデンス、ヒルクライムなど、体力自慢にとことん終始する。筋トレにも熱心で新型のサプリなどにはすぐ飛びつくw。マシンには興味なし。壊れず走れりゃそれでOK。
  3. ビンテージ志向派:これは、もうオイラも分類に入るかと思いますw。伝統的な1インチの鉄フレームにこだわり、装着する部品も一昔前のものが好き。Wレバーがお気に入りだったりしますw。ヤフオクなどを絶えずチェックしていて、春と秋のシクロジャンブルには必ず顔を出す。TOEI信者も多いですなw…。^^;
  4. 変態的メカマニア:これにもオイラは入ります。通常概念にとらわれず、好きな部品を好きなように改造したり、アッセンブルする輩w。メーカーの注意書きなどには目もくれず、使える可能性をとことん追求し、自分流に使いやすいようにとことん部品も改造していく人たちw。
オイラは、上の3と4の中間タイプということになりますw。m(__)m

児玉さんはというと…。
うーん、2と4の中間タイプかな?
彼の自転車はすごいことになってるんですよ。写真で見るとわかるかもしれませんが、サドルです。ところどころ剥げているでしょ?あれ、磨り減ったのではなく、彼がお尻の痛いところを自分でヤスリで削ったのだとかw…。やることがワイルド! というか、通常人にない発想です。もっとワイルドなのが、リム! あれ、650Cでオイラと同じチューブラーだ!と喜んでいたら、ちゃうねん!^^;
彼のは、元々はクリンチャーリムだったらしいのよ。それをリムの耳にあたるビードの引っ掛かり部分を金ノコで切り取り、さらにヤスリで仕上げたのだとか…。(*_*;
彼には、禁じ手とか、メーカー注意書きなんて、そんなの俺にはカンケーねぇーって感じ!
オイラとまさに同じ発想です。同じ匂いのするタイプというのもいるんですなー、世の中は広い!

さらに児玉さんの愛車の特徴はフロントチェンホィールです。彼のは、非常にコンパクト。常々、オイラも日本の市販車のギア比が狂っている、って言い続けていますが、まさに彼も同意見。彼のは、アウターが42Tでリアトップが11Tです。さらにユニークなのは、彼のギアテーブルの一覧をハンドル部分に貼り付けていることなんですよ。走りにすごいこだわりがあるのがわかる! しかし、彼いわく、このギア比で実走上、まったく問題なし、とのこと。

真似したいのは、ブルホーンバーです。彼のマシンを見ていて、その飽くなき戦闘的なマシンの様相にすっかり魅了されてしまいましたw。m(__)m

それと、パンク対策ですが、チューブラーだとパンクすると修理するって発想がなかなか勇気いりますね。彼が最近とっている方法とは、パンク補修材をたっぷり充填しておいて、パンクしたら、さらにまた充填すると…。そうしますと、スペアに交換しなくても自走で帰ってこれるよ、とのこと。これはイイこと聞きましたよぉー。さっそく真似しますね。スペア持っていかないってことは荷物かなり減らせられるので、有利です。

ということで、ホントに話していて非常に気さくな楽しいおじさんでした。別れ際に、日頃のオイラたちの溜まり場である堺市のエール氏のお店へ、彼を招聘したのは、言うまでもない! 来てくれるといいがなー…。
また、いつかどこかでお会いしたいです…。(^^ゞ



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