未来社会をバラ色にしよう…。

私などのように何度も仕事を変えて生活してくると、毎回、新人の頃という時代を経験することになるw。これが、普通の人と私との決定的な違いかと思う。最近では、普通の人が滅多に経験できなかったことを多く経験させてもらってるのだから、私は、人より得をしているのだ、と思うようにしているw。^^;

最近は、仕事の方法を探るのが楽になった。インターネットに同業の方の書き込みが必ずあり、成功談、失敗談…、それぞれに検索すれば、見つかるからだ。いや、仕事だけにとどまらない。趣味、転職、離職、ケッコン、離婚、浮気、ギャンブル、旅行、転勤、なんでも先をある程度予測できる時代になった。コンピュータは処理速度が早く、一度にとても一生では読みきれないほどのデータを処理して、最適な結果を目の前に提示してくれる。グーグル社が史上最強と言われるのは、この人類の夢の技術をいち早く手に入れ、ブレークスルーを果たした会社だからだ。博士号ばかりを持つトップクラスの人間だけを揃え、全社上げての技術追及姿勢…。総務省が今ごろになって変な人募集なんて寝ぼけたことを言っているが、もう遅い。勝負はついているw。

困っていることをスマートにキーワード化して、打ち込んでみると、すらすらと出てくる。まったく便利なものが発明されたものだ。

昔から、私は、インターネットに多大な影響を受けている。こうして、市井の人間が薀蓄垂れて発表するなど、昔なら、出版費用だけでもうやる気がなくなり、オクラ入りしていたところだ。これが、瞬時に書き込み、推敲し、公開されてしまう。

一部野蛮な独裁国家が未だにあるが、いずれ淘汰される日も近いと思う。民衆の思いが自由にネット空間を行き交う世界に言論統制はもはやなんの効果ももたないから…。

自分が苦労したことはきっと他人にも役立つと思う。とくに後輩が何年か後に自分と同じことを経験するだろう、と考えると、こういうデータベースがあると、何から手を付け、どう会議日程を調整し、いくつかの選択肢で、ベストなものにたどり着くのに、どう進めれば一番徒労とならず、済むか…。新人の頃は八方塞がりでとにかく当たって砕けろであるが、こうした知識のデータベースがあり、今後どんどん進化するであろう、人工知能が加われば、オフィスワークの大部分は効率化されるであろう、と思う。

結果よりもそこに至るプロセスを説明するのに、多大な時間と労力を要する。悠長にハンコをもらい、提出して、紙でまた結果をもらうw。

基本的に1,000年前と変わらない仕事を現にやっているわけだ。役所というところはw。

人工知能が大幅に取り入れられると、教育に割く時間数が圧倒的に少なくなるため、教育係はその分、他の仕事をこなせるし、生産性が上がる。もっと恐ろしいのは、オフィスワークに就いている人の大部分がもはや不要となるだろう、ということ。

十数年も同じ仕事をこなしてきたベテランの頭の中をコンピュータの中に実現するわけだ。簡単なトランセンデンスかもしれないw。日々蓄積されるこれらの知的財産はその社にとってかけがえのない財産となる。一般に人材という言葉がよく聞かれる。要するにいっぱしの社員になってもらうのに、何年かかるかというコスト計算をすると、使い捨ての方が得と感じて、結果、ブラック企業がはびこるのである。供給できる安い人材が常時豊富にあるという理由もあるだろうし、勤続年数が上がると給料も上がるので、会社のコスト負担が増える、というのもあるらしいw。

こうしたお話を今夜書くのは、将棋ソフトの世界では、もう人間の名人がコンピュータに敗れる日がそう遠くないだろう、と誰しも予測しているからだという。コンピュータの将棋ソフトは要するに今までの対戦記録を膨大なデータベースとして持っていて、目の前の対戦相手の棋譜を一瞬で見切って、膨大なデータの中から考察し、一番、効率よい次の一手を考えて打ってくるから、名人といえども太刀打ち出来ないのである。

こうした技術の応用で人工知能は私達が及びもつかないほどに賢く進化してきている。そのうち、感情を持つロボットもできると思う。それと開発速度が指数関数的に伸びていて、数十年後には、今の産業構造自体が全く異質なものになっている可能性すらあると思う。

残念なことにこうした歴史的転換点に今、私達が立っているということに政治家のセンセーは気づいていないw。(・∀・)

先日、グーグルの完全自動運転車なる自動車が紙面に載っていて興味深く読んだ。ハンドルもブレーキもない、という。人工知能がセンサーを駆使して、膨大なデータベースを手繰りながら、その瞬間ごとや数秒先の予測される事態をことごとく予測しきって、安全運転し、目的地に到達するのだ、という。これは現実問題もう実用レベルの技術である。

医療の世界でもゴッドハンドと称される天才外科医の手術記録をデータとして記録し、目の前に写しだして、これから執刀する新人医師がそれを参考に手術できる時代が来ているという。離島といえどもこうしたコンピュータとネットワークがあれば、間違いのない手術が可能となる。過去の膨大な手術例のデータから、瞬時にそのオペで一番理想的な方法を導き出してくれるからだ。同時にその時の採血データを照合すれば、併発する可能性のある事態も予測可能だ。次にどんな処置をしておけば、患者は不測の事態を免れるか…。

これまで書いてきたことは、今後、実用化されれば、コペルニクス的転回となり、世の中から、また大量の失業者が出ることになる。技術革新というのは、昔から、大量の労働者の首を切ってきた。

鉄道が発明されたことで、馬車の馬と御者が居なくなった。

同じようにオートメーションによって工場労働者が大量解雇された。

次は、我々オフィス労働者の番である。

エネルギーが効率よく生み出され、省エネが極限まで進化して、人工知能が実用レベルになってくると、世の中から無駄がどんどんなくなり、生産性を追求するために人間はあくせく働く必要がなくなってくると思う。エネルギーを無償で人々に供与してくれるので、野菜、果物までも工場生産できるようになる。鮮魚もそうである。巨大な管理された水槽で養殖される。もちろん、人工知能が完全に環境をコントロールしているし、外界の環境から切り離されているので、台風などの天変地異の影響も受けない。安定した食料供給体制が実現する。貧困問題が徐々に解消され、社会の構成層が平板化されていく、と思っている。搾取によって繁栄していた資本主義がロボットを駆使することによって代替されるだろう、と思っているのである。

CNCマシンをもっと進化させた自分だけの物を作り出すマシンが安価になるともっと面白いことになる。一人ひとりのオーダーメードが衣服、靴。家具などで手早く、実現できるようになる。大量生産の時代は同時に終わりを告げることになる。無価値だからだ。

計画的に供給される食料とエネルギー。この二つが行き届けば、もはや人間は苦労を重ねて労働する必要がない。

22世紀頃の人間は、余暇が大量にあるため、芸術に非常に打ち込む人が多くなると思う。または、スポーツを日がな一日やって、汗を流し、1日を終える…。万人が皆、貴族のようにゆったりと暮らしてるのかもしれない。

真に人間が追求してきた理想郷に到達できる時代がすぐそこまで来ている。どうか、戦争など馬鹿げたことをせずに科学技術の進化に全力を尽くすべきだと思うが…。
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