日本の伝統食漬物がピンチであるらしい件。
ネットニュースを見ていて驚いた。漬物の販売が許可性になるとのこと。食品衛生法が改正され、6月より、許認可性になるのだとか。それで、その法に定められた設備を持たない販売所は撤退を余儀なくされるようだ。
今まで漬物が大好きで食卓には欠かさず出ている。私が好きなのは、自家製の白菜漬けとか、タクワン漬け、奈良漬け、などである。季節的には春先に出てくる菜の花漬けも美味しい。
自家製で食べる分には関係ないだろうが、他人に販売するとなると、設備投資とかいろいろ制限事項があって、かなりの投資を強いられるようだ。ほそぼそと家族経営でやっていたところは撤退するしかないだろうな、と思う。
道の駅などに行くと地元の農家の方が作った漬物が売られていて、それを買うのが楽しみだったのに…。
まだ食べたことがないが、ぜひに食べたい漬物に秋田名物のいぶりがっこがある。これもピンチらしいが県などがバックアップすることで危機的状況は回避されたとのこと。ただし、高齢化はどこも同じで存続はやはり厳しいらしい。
自転車旅行に行くと、フロントバッグの中などへお土産として、地酒とか、漬物の類を放り込むことが多い。重量がかかるが、帰ってからの楽しみということで私は結構買う方である。
漬物をあてに飲む酒は美味い!タクワンの古漬けなどは絶品である。
地方の伝統食が失われるのなら、食品衛生法も大事なのはわかるが、本末転倒だと思う。
日本にはどのくらい種類があるのかしれないほどたくさんの漬物があるという。地方ごとに特色があって、その地方を訪れるのが楽しみなのである。外国人の方にはちょっと匂いとかキツイかもしれない。発酵食品なので仕方ないが、日本食には欠かせない食品なので、末永く製造が続いてほしいと思う。
まあ、すぐにはなくならないが、大手の会社のものしか出回らなくなったら、地方へ旅行する楽しみが半減するのである。
漬物の私の食べ方としてはお茶漬けというのもある。漬物を熱々のご飯の上に置き、その上から熱いお茶を注ぐのである。それをかきこむ。最高に美味しい瞬間だ。
茶粥とタクワン漬けも合う。漬物好きとしては今回のニュースはかなりショックであった。
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