輪行の虜になった。
実に数年ぶりに今回の旅行で輪行を利用した。いつも煩わしいと敬遠してきたのであるが、輪行は出発と帰着を別に考えられるため、あらゆるコース設定が可能である。それに今回のようにコース途中で嫌気が差しても、すぐ輪行で帰れる。(゚∀゚)
今回使用した愛車は、クロスバイクもどきである。フラットバーの泥除けなし。それにモンベルのコンパクトリンコウという輪行袋を利用している。これはお気に入りでいつも輪行のときに持っていく。
畳めば実にコンパクトになるので、その名の通り、重宝している。
上からかぶせるだけというコンセプトがいい。たいてい、輪行するときにジッパーが閉まらずに難儀することが多いから。
よく考えられているな、と思う。私の利用している輪行様式は、横型である。絶対に私は横型がいいと思うのである。理由は、Rエンドが上にくるため、エンド金具が不要なこと。それにデリケートなRメカを壊す心配がない。クロスバイクの場合、フラットバーを下にしてすぐ倒立できるので、スタンドは案外不要だと思う。
駐輪する場合でも場所が狭くなければ、私は愛車をひっくり返してそのまま倒立させている。安定していて倒れることはない。
と散々オーダー車を乗ってきた私が言うのもなんだが、ラグカットがどうのこうのとか、ビンテージパーツがどうのこうのとか、もうどうでもいいのである。
要するにサクッと輪行して目的地に着ければいい。傷も気にならないし、楽なのが一番だ。ランドナーというと様式美にこだわるあまり、あまり旅を楽しめていない人がいるのではないか、と思うのである。愛車は大事だが、あまりに過保護にすると傷が気になるあまり、輪行もろくにできない、という本末転倒になりかねない。
で、今回の旅でクロスバイクの魅力にどっぷりとハマってしまった私はあさひのプレスポに注目しているわけである。これを買いたい。5万円でお釣りが来る値段設定もナイスだ。元来、自転車なんてこれくらいの値段でいいのである。
それにカスタムしたければ、買ってからちまちまとお金を貯めてやればいい。
私の場合は、これを買ったら、まずフロントシングル化である。トリプルも要らない。それにフロントを小さな36Tにすれば、ほぼ坂道も登れるだろうし、これで無理なら降りて押すほうが早い。(゚∀゚)
重量を軽量化したいので、シートポストのカーボン化もやってもいいかな。後、今のクロスバイクもどきから移植でサドルのカンビウムC17とか。
なんならホィールもチューブラーが前後取ってあるし、なんでもできる。
いつか買いたいと思うようになった。それくらいクロスバイクのサイクリングは快適だ。ロードバイクなんて要らない。前傾がキツイし、降りて押すことに抵抗があるので、嫌だ。
じゃ、今までのランドナーはどうよ?と聞かれるともちろんいいのである。輪行時にコンパクトになるのがいい。しかし、それを差し引いても輪行時の時間がかかってしまう面倒さはなんともし難い。
普段の小旅行なら、クロスバイクにキャラダイスのサドルバッグで必要十分だ。
魔法の絨毯のように広げてどこへでも旅立てる。これは本当に素晴らしいことだ。
輪行袋さえ持っていれば、どこだって行ける。帰りの心配もない。
今月の五条からのサイクリングも輪行にしようかな、と考え中である。
列車に乗る、ということ自体が旅情を掻き立てる。駅のホームに立つと、これから旅に出る、という実感が湧いていくる。乗り換えや時刻表を見て到着予想をするのも楽しい。
特急も使えば、遠方への旅行も楽勝だ。
なんといっても移動中は寝ていてもいいという気楽さがいい。
ということで、すっかり輪行を見直している私なのである。
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