インターネットが大好きだ!

 インターネットという言葉が囁かれ始めた頃、私も潮流に乗っていろいろ雑誌やムックを買い漁っていた。まだ、その頃はインターネットという全貌を全然理解していなかった。

まず、買った雑誌にはプロトコルの説明がされていた。http://〜とかftp://〜とか。mailto:〜とか。私の買った雑誌のも付録が付いていて、それが目当てだった。

まだ、その頃の我が家のネット環境は貧弱でダイアルアップ接続というピー、コロコロ…、というあの懐かしい音でやっとつながるというネット環境である。当然、従量課金のため、常に接続時間を気にする必要があり、オフライン閲覧という技を使っていた。

当時使っていたブラウザはmosaicというものや、やっと出たばかりのネットスケープだった。ネットスケープの方はブラウザ、メーラー、サイト作成とひとつでいろいろできた。ま、今のツールからみれば、幼稚なものだったが。

まだまだ少ないホームページというものを見ては楽しんでいたな。学術的なものがほとんどで商業サイトはまだほとんどなかったと記憶している。

私は、マックを使っていて、eudora-Jというメーラーが特にお気に入りでいろいろカスタムしたりして、楽しんでいた。知人に片っ端からメールを送りつけ、インターネットの世界を堪能していたのもこの頃である。

初めて知人からメールの返信が来たときの感動を忘れられない。今ではメールなど送信受信できて当たり前であるが、この頃は瞬時に地球の裏側でもすぐ返信が来る、ということに驚きを隠せなかった。

このとき以来、私はメールにぞっこんであって、LINEなどに主流の座を奪われても未だ、メールの方が大好きなのである。

やがて、ドットコムなどのURLが増えてきて、商業化が目立つようになる。ショッピングモールなどが林立し、目移りするようになる。そして、アマゾンが出てくる。その頃にはもうグーグルも覇権を握りつつあり、数多ある検索サイトは消えた。

ブログが出始めた頃。なんて便利なんだ、と喜んだ。それまでは自分で打ち込みでサイトを構築し、いちいちFTPで更新していたような具合であったから、その便利さに惚れ込んだ。

そして、とうとうSNSの登場である。最初ミクシーであったが、海外のfacebookが登場するなり、一気に席巻し、ユーザー数が増えた。個人情報を登録することに最初抵抗があった。しかし、やがて慣れた。

今では動画配信なども当たり前になり、個人で情報発信する人が一定数以上いる。職業にする人もいるし…。

私の現在はというと…。今でも地味なインターネットの楽しみ方だ。青空文庫によく出入りしている。無料で読める図書館だ。ここで過去の名作に触れる機会が得られる。

そして、最近ドハマり中のアマゾンのkindleによる読書。やはり読書ほど他の楽しみを凌駕するほどの興奮はない。

ネットを通じて知り合った人も多い。今と昔を比べると本当にその差に愕然とする。絶対に知り合えない人と知り合える。ネットの功徳ともいうべきか。逆に煽られたり、炎上したりということもあるらしい。

最後に書いていおこうと思うのが、オープンソースによって作り上げられたLinuxである。今も使っている。私は2010年ごろから利用しているので、もう10年以上である。

最初はインストールするのさえ苦労した。今は簡単にインストールできてしまう。最初から必要なものも揃っていて、すぐ使える。

大昔のノートパソコンが今も現役で使えている。素晴らしいことだ!

(=^・・^=)

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