未来都市の風景を求めて。巨大団地群を巡っていた頃。

 その昔、私は、独りぶらぶらと散歩するのが好きだった。今でも不意に思い立つと出かけたりしている。

印象深かったのは、昭和の頃に建設されたURなどの巨大団地である。大阪南港のポートタウンとか。無人のニュートラムが未来感たっぷりで良かったな。散々徘徊した挙句、最後は、埋立地の先端の野鳥公園で終わった。

日がな一日、地元の図書館に入ったり、スーパーに入ったりして、地元住民のような顔をしてぶらぶらして過ごすのである。

あっ、というような瞬間に出会ったら、スマホのシャッターを切る。

ちょうど鉄腕ダッシュの清くんのような感じだろうか。(´∀`)

関東へ出向になったときには小躍りしてよろこんだ。町田市のアジトを拠点に地下鉄東京メトロや都営地下鉄の一日周遊切符を買い、巨大団地群へ出かけたものだ。

都営地下鉄の大江戸線で練馬区にある光が丘団地にも行った。あまりの巨大さに圧倒され、未来少年コナンのインダストリアの三角塔のようだな、と思ったものだ。

公園がまず巨大でその未来感にわくわくした。

すこし散歩してからまた地下鉄で今度は高島平団地へ行った。こちらも言うに及ばず巨大団地である。

なぜ、団地が好きなのかよくよく考えてみると、私が幼少の頃、堺市の大浜団地に住んでいたからかもしれない。私は小さすぎて記憶にないのであるが、4階建てくらいの建物だったらしい。もちろん、エレベーターなどない。まだ、海も近く、巨大なタンカーなどがドッグ入りしていたのが見えたらしい。

また、手ぶらで独りぶらぶらと電車、地下鉄などを乗り継ぎ、散歩に行ってみたいな、と思う。大都会を違う角度から見ると面白い。

USJなどのお仕着せのテーマパークには興味なし。人工的な匂いのする都市へ出かけ、スマホからBGMはお気に入りの音楽などを聴きながら、未来感に入り浸るのである。

ニュートラム沿線は私の大のお気に入りコースである。昨今は高齢化が進み、街も衰退しているという。

どこも同じである。

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