私のお気に入りはリア6段!
レトロな規格にこだわり、一台作った。東叡の32B小旅行車がそれである。この自転車は今、最もよく乗っている一台でお気に入りである。リアエンド幅がわずか120mmだ。これはわざとそう指定して作ってもらった。
理由はRエンド幅が広がると、チェンステーとクランクのクリアランスが厳しくなり、昔の直線のクランクがつけづらいからだ。元は、スギノのプロダイコッタードクランクをつけようという狙いで、この仕様にしていた。
今もクランクは取ってある。いつかその日のために…。(´Д`)
で、今はスギノのアルピナ2という現代もののクランクが付いている。こちらはコンパクトデザインで、クランクが直線ではないのが、ちょっと嫌かな。Fメカやチェンステーとの干渉を避けるため、グニャっとペダル取り付け手前で曲げてある。
最近のクランクは皆、この傾向だ。これもRエンドが多段化のために広がった影響だろうと思う。
見た目が美しくない、というのは嫌だ。昔のプロダイ、ストロングライト49Dや、TAといったクランクは直線で銀のインゴットのようだった。磨かれた鏡面仕上げのそれは高級感を醸し出し、見惚れていたいほどであった。
最近の部品は何でも黒一色で味気ない。シマノに至ってはまるでカブトガニのようなごついデザインになってしまった。剛性を気にするあまり、そういうデザインになるのかな、と思うが、いただけない。
それで私の愛車であるが、リアエンド幅が120mmのレトロ仕様なので、昔のクランクを付けても違和感がない。これは狙い通りだ。FメカもレトロなサンツアーのBLを付けている。
今度、スギノのプロダイコッタードにサンエクシードのスパイダーでPCD110のものをつけようかと思っている。それにリングを今付けているアルピナ2の9段用のものを付け直すのである。
ちょっと変わった仕様でこれは面白いかもしれない。他にもリングを交換すれば、10段用にも使用可能だが、私のレトロ仕様では使えないので、8段用くらいの厚歯仕様でいいかな。
Rが6段だと吉貝のフリクションのWレバーを使用する場合、ストロークが短いので、変速にコツがいる。しかし、慣れの問題でそれほど重大事項ではない。
8段以上の多段だとかなりロー側にするとレバーが倒れてしまい、不格好だ。しかし、私の少ない段数だとそれがない。それがいい。
それに小旅行用途なので、6段もあれば十分なのだ。フロントは48x42x26Tのトリプルだ。これでほとんどの山坂もこなせる。
ランドナーは部品を交換して鑑賞するというような盆栽的趣味要素も併せ持つ。奥の深い趣味なのである。
バッグを装着したときの全体の美しさも大事だ。これは犬印の大型の生成りのFバッグがちょうどバッグサポーターに刺さるようになっていて、どんぴしゃりである。
取り付け取り外しもワンタッチでいうことなし。金具はGB製だ。メッキが美しい。
バッグは自分で内金具を抜いて改造した。
また、この32B車であちこち小旅行に行きたいな、と思っている。秋以降の予定だ。
2月の須賀利はとにかく良かった。なぜか、尾鷲とかに惹かれる私である。坂道がしんどいのはわかっているのに何度も足を運びたくなるのであった。
あとは、紀伊長島から続くのこぎり地帯をまた旅行したいな。
愛車のお手入れに余念がない私なのである。
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