チューブラータイヤが好き過ぎて…。
自転車を複数台持っている。後生大事にしているそれらの自転車は皆、クロモリ製である。
それと最新メカとは無縁のWレバーにブレーキワイヤーは上出し仕様である。(゚∀゚)
こうしたクラシックな雰囲気の自転車で乗っていつもポタリングにでかけているわけだ。だいたい、Wレバーをちょこちょこといじり、最適なポジションのギア比を見つける。これが楽しい。タイヤから伝わってくる地面の感触をダイレクトにペダルやサドル、ハンドルで感じながら走るわけである。
タイヤの性格によってこんなにも違うのか?というほどによく地面の感触が伝わってきて感じるのである。
一例がWOタイヤとチューブラータイヤの違いである。見た目が細くて頼りなげなので、チューブラーは衝撃に弱いのではないか?と勘ぐられると思うが、実際に乗ってみると段差のリム打ちに強くて、クッション性が高い。それはそうだ。断面を見るとわかるが、真円であり、少々のことではリム打ちはしない構造になっているから。
空気圧をこまめに調整して走るとますます面白い。私はだいたい低めの6〜7気圧でいつも調整している。ちょっと遠方まででかける際には加圧して、7気圧に仕上げてから出る。
すると、路面のアスファルトの凸凹が直に感じられて、心地よい。杉目パターンがお気に入りである。昔はユッチンソンとか、ソーヨーとか、クレメンとかウォルバーなどいろんなメーカーがチューブラータイヤを出していた。太さやパターンなどいくらでも選べた時代があった。
今はごく少数のメーカーが製造しているに過ぎない。その中で価格で選ぶと、もうビットリアとか、コンチネンタルとかになる。もちろん、国産のパナレーサーもいい。
消耗品と考えているので、高価なタイヤは買わない。パンクしたときの落胆が大きいから。チューブラーの修理方法もものの本には出ているが、構造上修理はやらないほうがいいと私は思う。
タイヤ裏のステッチを切ってしまうとセンターがずれる。元に縫い合わせても元通りにはならない。これが致命的である。エコではない、と叱られそうであるが、じっさいクリンチャーでも、タイヤがすり減って交換となれば廃棄であるので、実際は同じかと思う。
出先でチューブラーが簡単に入手できないのが辛いところである。だから、スペアを必ず携行しないといけない。
パンクすると嬉々として、専用のタイヤレバーを突っ込み、チューブラータイヤを剥がしにかかる。最初は馬鹿力がいる。しかし、少し剥がれるとあとはスルスルといく。
以前、紀の川の粉河あたりの堤防でパンクしてタイヤを引っ剥がしていたら、通りすがりのローディーが心配顔で、大丈夫ですか?って言って走り去った。(゚∀゚)
こっちは全然大丈夫。それに再パンクの心配がほぼない。チューブラーのタイヤ交換はチューブ込みのタイヤ丸ごと交換になるため、突起物が残っての再パンクの心配がゼロである。
慣れると10分ほどで交換完了できる。これ、ホント。
私は、本音をいうと、クリンチャーのチューブ交換が苦手である。歴は長いが、いつやってもこの作業が苦手である。再パンクの経験も数ある。
タイヤレバーを慎重に突っ込んでタイヤビードを外していくあの作業がどちらかというと嫌いである。このときにチューブを傷つけて、しまうことがよくある。パンク箇所以外に新たに穴を開けてしまうのである。
嵌めるときはもっと嫌いだ。最後の固い部分のビードを一気に入れるときにチューブをよくダメにすることが多いから。
チューブラーの交換はほんとに両面テープを使うと驚くほど簡単であっけなく終わる。装着されたタイヤは丸ごと新品である!
チューブラータイヤがいつまで製造されるのか心配でいつも在庫確認しているが、まだ大丈夫そうだ。
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