ディスクブレーキ考。
世の中ディスクブレーキ全盛時代となった。今や、リムブレーキは少数派である。ロードバイクに限って言えば、ほぼすべての車種がディスクブレーキとなったようだ。
しかし、幸いにもまだリムブレーキの部品も少なからず売られている。(。・∀・。)ホッ-3
私は、リムブレーキが好きである。輪行が便利で楽である。
今日は、力学的な考察をしてみたい。
後輪はディスクブレーキであってもチェンステーとシートステーに囲まれた部分にディスクブレーキユニットが固定されるので、制動時も比較的フレームのねじれは少ないように思う。
ただし、問題は前輪である。左側だけにディスクブレーキユニットが付くため、制動時に強力に左側フォークにねじれるような力が働く。カーボンや、アルミの太いフォークならいざ知らず、これがクロモリの細いフォークにディスク台座を付けている場合など、どうなんだろうか?
この力の偏りの証拠に、エンドの形状が進化した。スルーアクスルである。今までの切り欠き状のエンドだと制動時に簡単に車輪がずれたりするからだそうだ。
ディスクブレーキは制動時に極端に左側に引っ張られるのではないか?と危惧するわけである。
ものすごい下り坂を時速50キロ以上で下るような場合を想定すると、とても危険に思えてくる。実際どうなんだろう?この辺の事情が非常に気にかかるわけである。
しかし、ディスクブレーキは摩擦熱の発生によるタイヤのバーストの心配がない。これは一大メリットであると思う。私なんか、真夏の峠の下りなんて、休み休みで下っている。リムが加熱してしまい、とても連続して下れない。そのまま走るとたぶん、リムの上に乗っているチューブが焼けてバーストするだろうと思う。
輪友は実際、この加熱バーストを経験している。
前輪が下り途中でバーストしたら、最悪命にかかわる怪我を負うことになる。
私は上りのほうが好きだ。下りはこの加熱バーストの心配が常にあるので、実際、飛ばして下ったことがない。いつも途中休憩しながら、リムの熱が冷めるのを待って下っているのである。
この辺の事情を詳細に説明している自転車雑誌を知らない。皆、ディスクブレーキを盲信していて、制動時の力のバランスを解説したものがない。
誰か、専門家の方、この辺の事情を説明してくれないかな?
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