猫の温もり。
昨夜のこと。深夜頃になにか重いものを感じてみてみると、足元からそっと愛猫が布団に上がってきたところであった。足元にしばらく居た。
しかし、やがて、布団の中の電気こたつの場所を探り当て、その真上に陣取るようになった。庇を貸して母屋盗られる。(゚∀゚)
愛猫はすやすやと朝までそのまま寝た。仕方ないので、私は遠慮がちに布団の半分に収まり、朝を迎えた。もうそんなこんなで早朝より目が冴えてしまい、4時に起きた。
朝食にピザトーストを作り、食べた。コーヒーにバナナ、ヨーグルト。いつものセットである。
まだ、時間がたっぷりあるため、朝の読書を楽しむ。まったく静かであるが、早朝のこの時間帯が好きである。
本を読み始めると止まらなくなる。途中で遮断されると癪に障る。それで、没頭する。私はいつも数冊を並行して読んでいる。人生の短さを常に実感しているからだ。もう今年58になる。
還暦間近である。自分がそんな歳だとは到底認めたくないのであるが、事実である。
睡眠時間と労働時間を差し引くと、残りはもうほんのわずかしか残っていない。その時間で読める本の冊数はというと、1000冊はとても無理なのではないか。
世の中には稀覯本、珍本の類がいっぱいある。それらをできるだけ拾い出して読み耽りたい。偏屈なので、ベストセラーだとか言われてもピンとこない。
人が知らない仙境を探し求めるような雰囲気が好きだ。
それで、週刊文春の私の読書日記はとても好きなコーナーである。数週間ごとに執筆されていた立花隆さんの書評が好きで、いつも見かけると読んでいたな。
そうした連載が本として出版されるようになったので、今はそれらを読んでいるところである。読めば読むほど人間というものが不思議で面白くなる。
愛猫は私が読書に耽っていても素知らぬ顔で寝ている。布団にはまだ愛猫の温もりが残っている。
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