自転車愛好家の苦しみ。

 我が部屋を眺めると、所狭しと並べられた自転車がある。その数、6台。押し入れにはフレームがまだ一つある。最近、これでも16インチのミニベロを輪友に譲った。残ったのが、6台である。

ロードバイクと42Bランドナーは天井突っ張り棒に引っ掛けて二台ある。

その他の3台は、床に立てて置いてある。チェンステーとシートステーに引っ掛けて立たせるスタンドにかけてある。もう一台は、調整作業台に前輪を外して固定して置いている。クロスバイクもどきである。

どうしても乗らない車種が出てきて、しばらく乗らないうちにタイヤの空気圧が減ってきてぺしゃんこになる。タイヤの劣化を防ぐために定期的に空気を入れ直しているが、これが結構重労働で面倒である。

しかし、主は、還暦祝いと称して、またもや次車の製作妄想に取り憑かれており、着々と進行中である。ある輪友は、納屋に10台以上収納しているという。どうやって収納しているのか、拝見したいものだ。

前にどこかで書いたかもしれないが、一番場所を取らない収納法は紙のフォルダーと同じで立てることである。寝かせて置いてはいけない。場所を取るからだ。解決法はひとつ。

天井に横に梁を巡らせ、そこへS字のフックを引っ掛けて前輪を吊り下げるように置けば、場所を最小限にしかとらない。この方法は英国などで昔に列車に自転車を持ち込む際に採用されていたようだ。

この方法だと私の部屋でも10台くらいは収納できる。

しかし、家の大工事になるため、両親のご機嫌伺いでとてもできない。私の代になれば、決行できそうだが、そうなると、他の部屋の領有権もこちらに渡ることになるので、隣の部屋に置けばいいだけ。(゚∀゚)

どさくさに紛れて密かにフレームを発注しようかな、とか目論んでいる。いけない輩である。(´Д`)

しかし、実際、次車となっても現在の部屋に置くスペースがない!

これが一番の悩みである。屋外は絶対にない。愛車を長持ちさせたければ、絶対に屋内保管である。これ鉄則。

それと増え続ける工具と部品である。ちょくちょく輪友に譲ったりしているが、一向に減らない。こうした工具もめったに使わないと思っていたら、不意にどうしてもその専用工具が必要な場面が出てきたりするので、やはり手元にないとダメだ。

地方都市では、専門ショップが近くにないため、自己完結できないと自転車道楽は続けられない。

ホィール組から、アッセンブルまで全部自分でやっている。だから、どのようなトラブルが起きようと家にいる限りは対処できるのである。

今日も溜まった自転車と部品、工具を眺め、ため息である。

我が部屋は、まるで古物商のような雰囲気で、入った途端に自転車屋特有のゴムのような匂いが立ち込めている。

(=^・・^=)

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