昨夜は春の嵐が吹き荒れた。今日は読書の日でした。

 昨夜、0時頃より、風が電線をすり抜ける不気味な音で目が覚めた。かの音楽家Harold Buddは、砂漠の中でこの不協和な音を好んで聴いていたという。

不気味なうなり声はずっと続きやがて、雷鳴とともに雨が降り出した。春の嵐である。

愛猫はこの嵐の前兆を知ってか知らずか、早くも母親の布団に逃げ込んでおり、すやすや寝ている。外の野良猫が心配だ。どこでどうしているのやら。

しばらく目をつぶるがなかなか寝付けない。まあ、いい。今日はどうせ休みであるから。(^^)

そして、夜中3時半頃、トイレに立ったついでに起き出してメールチェックである。そして埒もあかないのにネットを見てみる。最近は、面白そうな本がないか、と検索ばかり。

大抵はアマゾンに行き着くが、あれば、できるだけ電子本の方で買うようにしている。紙の本に比べると値段が若干だが安い場合がある。これの利点は前にも書いた。もう場所を取らないからである。

本棚は部屋にあると邪魔になる。しかし、電子本デバイスの中にコレクションが収まっていれば、問題ない。いつもこれを車のハンドルにもたせかけて読んでいる。これからの季節、気持ちいい日が多くなってくるので、車でお気に入りの場所まで出かけて、そこでハンドルにkindleをもたせかけてじっくりと読んでみたいと思う。食事休憩用にサンドイッチなども持っていくとなおいいと思う。

サンドイッチはその発明の経緯から言っても何か作業をしながらでも片手が使えるし、本を読む場合などにちょうどいいと思うのである。

サンドイッチは、野菜、果物、肉類なども同時に摂取できるため、非常に読書家にとってはありがたい食べ物であるといえる。

今、私が没頭しているのは、S.ヘディン著、「さまよえる湖」kindle版である。この中央アジアの奥地にある幻の都、楼蘭の目の前にあったという巨大な湖は砂漠の中に広がる末無し川の湖であるが、一定の周期で振り子のように移動する特異な湖だ。

その湖の移動に翻弄され、やがて楼蘭も滅びてしまうのであるが、そのロプ湖のほとりからは、今も美女のミイラなどが発掘されている。西にローマ帝国、東に漢という大国の交易で絹の道と呼ばれたロマン尽きないこの地に限りなく惹き寄せられている私なのである。

本書を読むと砂漠に沈む太陽の美しさとか、風の感じ方などが手にとるようにわかる。まるで自分が隊商として、砂漠を横断しているようだ。それにカヌーで末無し川を下る、という冒険記がたまらなく野性味豊かで面白い!

昨今、こんなに興奮した書はない。もう残り半分くらい。またもや寂しさを味わいつつも興奮しながら、先へと読み進めているところである。

ということで、本日は天気も悪かったせいもあり、ほとんど読書三昧であった。

読書に耽りすぎて、頭がボォーとしている。しかし、この知的興奮も悪くはない。一度も読書の極致を味わったことのない人はぜひ、自分でも面白いと思う本を探して図書館へでも行ってみてくださいな。きっと人生変わるような本と出会えるかもしれませんよ。

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