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古物、古本、蒐集すると大変なことになるな。

 骨董趣味というのがあるらしい。私は門外漢だが、ある種のめり込むと病的に古物が気になって仕方ないということである。

古書は収集しだすと床が抜ける。案外、本というものは重いのである。

私もこと自転車に限っていえば、骨董趣味かもしれない。それは最近のメカに関して、好きになれないという事実がある。まあ、使えば、性能は素晴らしいし文句ないのであるが、組み付けても何か感動がない。

それと他社同士の組み合わせができないというのが苦しい。本来、自転車を組み上げる際のアッセンブルの感動を味わえない。ここが決定的に残念な点である。

昔は、BSC、フレンチ、イタリアンと大まかに3つの規格に気を付けて組んでいれば、大概はうまくいった。最近は自社独自の規格が乱立し、混乱を極めている。BBが特にひどい状況である。まったくわけがわからない。

今、青春時代を送った80年前後の頃の部品に熱中したりしている。しかし、価格も高騰し、簡単に手出しできなくなった。

未だにランドナーの魔物製作にこだわり、あの頃の部品に湯水のごとく資金を投入する方がいるようだ。私は前にも書いたようにこだわりのある一点だけ古物というか、愛おしい部品を使うことにこだわっている。

言わずもしれたコッタードクランクが好きである。(゚∀゚)

毎日、ebay.comからはコッタードクランクの出物があったと報告メールが来る。その都度、琴線に触れる場合は見に行く。

値段はそれほどでもないのだが、日本からだと送料がバカ高い!ま、それでもどうしてもほしい部品が出ている場合には買うことになる。

到着まで一ヶ月ほどかかる場合もある。しかし、待ち遠しい。こうして集められた部品群は愛着もひとしおで、先に書いた骨董趣味人といっしょである。

カンパのバレンチノの前後も持っている。これとコッタードクランクの組み合わせでクラブモデルというのもいいかもしれない。

カタログどおりに美しい自転車を作るとなるとだいたい集める部品群も一定路線で揃うことになるが、どうしても中には欠品が多く、入手困難な部品もある。

ソービッツのピン球ダイナモとか。これもほしいが、めったに出品がない。

直付でオーダーするとかっこいいと思う。

泥沼の世界であるから、あまり深入りしないように用心することにする。

コッタードのクランクは細いし、美しいのであるが、組付けの際には難儀を極めるコッターピンの切削作業がある。両側のクランク位相を180度に持っていくには至難の業だ。

大概のコッターピンはジャストサイズではなく、削ることになる。

VARから専用の削り台の工具が出ていたはずだが、こちらもめったに出品なし。あっても法外に高い。

大型の万力を余裕で設置できる場所がほしい。そうすれば、あらゆる作業工程が楽にこなせるのにな、と思う。

こちらは、家を建てるときに相談して、設置のためのH鋼のような鉄筋を床に埋めてもらわないとだめだろう。机などに設置すると容易に動いてしまって始末が悪い。

ま、そうこうすうるちに私もあの世行きとなるので、もう住宅改修などゆめゆめしないことにする。

小さな万力を持っているので、これを机に付けて、ちまちまとコッターピンを削っている。時間がかかるが、これでもなんとかなっている。

(=^・・^=)

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