対称性について気になる薀蓄…。

対称性
シメントリーともいいますな。
私が、興味あるのは、右手と左手のような関係。鏡像のような関係にあるものです。
右手と左手は軸を中心に九十度回転させると重ね合わせられますが、そのまま上に重ねることはできませんね。鏡で写った自分の左手を上げると右手を上げてるように見えることを子供ながらに実に不思議に思っていまして、いつまでも鏡の前で佇んで母親の三面鏡の前でずっと遊んでいたことを昨日のように思い出しました。

さて、その昔、日本を震撼させた事件がありました。サリドマイド薬害事件です。実はあのサリドマイド薬害事件というのは、妊婦のつわり改善のために処方されていたサリドマイドという薬物に催奇形性があって、その後、生まれた赤ちゃんに多くの奇形児を生じた、という悲劇です。当時は、サリドマイドの光学異性体の一方に催奇形性があったことがわかりませんでした。それと、きっちり一方の光学異性体だけを分離して合成する技術が未発達だったので、このような悲劇が起こったのではないか?と思います。

光学異性体というのも、右手と左手のような関係にあり、その中心には不斉炭素という原子の結合手にすべて違う種類の原子団がつながると元の炭素原子を不斉炭素と呼びます。

この結果、この不斉炭素を中心に回転しますと、このような右手と左手のような光学異性を発生することになります。右、左混ざった分子をラセミ体と呼びます。これらをどう分離するのかも非常に興味あります。また、調べてみます。
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回文という魔界へようこそ…。(∀`*ゞ)エヘヘ

上から読んでも下から読んでも意味のある文章になる、ってのが一番わかりやすいかな。

一例です。↓
竹藪焼けた
 しかし、回文は途方も無い奥の深い芸術分野でして、研究者もいます。
上から読んだのと、下から読んだのとでは、意味が違う文章に仕上がるってのもあったりして、私は、ほとんど感動してしまいました。(*_*;

音楽なんかの分野や、なかでも興味深いのは、DNAなどの生物の中に潜む回文構造です。これは、制限酵素で切られたDNA断片が実は、回文構造になっていて、特別なタンパク質の指定コードになっているというもの。神様は、実にシンプルに見せかけて奥の深い仕組みを与えてくださっているな、とほとんどもう熱病にうなされているような状態ですw。

シメントリーとか、回文、DNAの中に潜む魔境まで、自然界や人間社会の中でも様々なシメントリー構造があって、何だか、宇宙の神秘を垣間見た気分です。ご興味わいた方は、リンクをしておいたので、もっと突っ込んで調べてみてくださいなw。

ということで、本日は、日曜日の早朝から思索に耽ってみました…。

読書前にちょっと一汗かきに自転車で走ってきますわ。
((≡゚♀゚≡)



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