昨日読んだトランセンデンスの記事から眠れない夜…。

昨日はエキサイティングな読書体験でした。こんなにも興奮したのは、久しぶりです。昨日、ご紹介したWIREDの記事ですよ。

あれ、実は、もう数年前に私は、体験していました。

電脳生物たち
というタイトルの本がそれで、この本の中で、H.モラベックは、意識のすべてをコンピューターにロードしてしまい、遠く銀河の果てまで人間を旅立たせよう、と言っています。

私は、トランセンデンスでいうところの宇宙派かな。

とことん、知性が進化していくと、つまるところ、肉体は不要だと思っています。

夜寝れずにいろいろ思索を巡らしておりました。肉体とは一体何なんだろう?
つまるところ、それは、地球上で進化してきた結果に過ぎません!
獲物を効率よく捕まえるために手足や、目が進化してきたのであり、社会が進化して、もはや野性動物を追わなくてもいいようになったら、当然、手足というのも不要になってきます。今は、まだ過度期で移動手段のために手足が必要なだけで、これを代替する効率のいいデバイスが開発されれば、不要となります。

もっと進んで意識とはなんだろう? と最近、いつも考えてしまいます。植物人間なんて言葉も聞きますが、これは感心しませんね。植物に対して失礼です。植物は人間よりも下等な物、って勝手に決めつけてやしませんかねー。

植物に音楽を聞かせると変化が現れる、ってな実験記事をどっかで読みました。植物は人間とは違った言語体系を持っているに過ぎず、人間と植物はあまりに文明がかけ離れているので、互いに対話できない不幸な事態になっているのだと思います。

そこで、生命全部に意識というものが存在するのではないか? と最近、私は思っています。大昔のギリシャ時代からプラトンなどの哲人は霊魂というものを取り上げて盛んに議論していますね。大昔から、意識という問題があったのだ、とうことです。

意識とはどうやって発現されているのか?
これは、もうずばり、人間の場合は脳でしょうね。脳の複雑で未だ解明されていないネットーワークの結果、意識というものが誕生しているのです。ですから、この意識をうまくコントロールできる技術が開発されれば、手足や目や口を利用したまどろっこしい、コミュニケーションは不要で、ダイレクトに脳に直接働きかけて、コミュニケーションできるというのが理想です。今のコンピュータは、入力にキーボードというデバイスを介して脳と対話するように出来ていますが、これが、直接脳と対話できるようなデバイスが開発されれば、今とは全く違った形をしたコンピュータが誕生するはずです。

2001年宇宙の旅に出てきたHAL9000も大型のコンピュータでしたが、次第に意識に目覚め、人間が宇宙空間に出た途端、ハッチを閉めてしまう、という場面は今でも鮮烈です。

話を戻すと、意識というものが解明され、それらをネットワーク上にロードできるようになったら、トランセンデンスの世界が実現できると思います。これは案外、夢想ではなく、現実に可能だろうと、私は、前から考えていました。

私が、死ぬまでに実現していれば、不老不死が現実のものとなり、もはや、時間の概念さえもなくなります。労働の必要もなく、自由に宇宙の果てまで宇宙船に乗って旅に出れるようになるでしょう。もちろん、今存在している地球上の事象や、歴史、書籍、映画、音楽、などのデータはすべて、セーブされていて、いつでも楽しむことも可能でしょう。これらを楽しむのに、別段手足、目というデバイスが必要なわけでないから…。

これらを認識しているのはあくまでも最終的にその人の脳の中にある意識です。

コメント

人気の投稿