古書の楽しみ…。

読書の秋ですな。(^^)
私も読書は昔から好きでした。最近は走る方に逝ってしまい、天気が良ければ、とにかく走っていますが、読書はおもしろい本に当たると、ほんとに寝食忘れて没頭してしまいますね。

さて、本日は、関東の某古書店に発注していた古書が届きましたので報告しておきます。
タイトルは、

自転車の文化史―市民権のない5,500万台

 という本です。実は、数年前には持ってました。しかし、部屋の断捨離をやった過程で一気にブックオフに売り払ってしまった中に入ってたのでした。ない、となるとまた無性に再読したくてたまらなくなるんですね。この本の中身は、初めて自転車が発明された当時から、現在まで自転車を取り巻く社会全体の歴史物になってます。中にはゴムタイヤの発明とか、最重要なノーベル賞ものの発明秘話もあります。それらを読みたくて探していたわけです。手頃な値段の中古本が見つかったので、買いました。

しかし、紀行や小説、古書は楽しいですね。実はこの本もどっかの図書館の放出本だったようで、除籍のステッカーが貼られてましたw。古書店主によって丁寧にクリーニングされているのには好感が持てますな。

古書を見ると、以前の持ち主がどんな人だったのだろう?とか、どんな書棚に入ってたのだろう?どんな部屋で愛読されていたのであろうか?などと想像を次々と巡らすのは非常に楽しい時間です。買った他の本の中には、丁寧に線引されているのもあったりで、ほぉー、よー勉強しとるなー、と感心したり…。

オイラは、古本でお金出したからって、シミや傷が付いてるからとカッとなったりはしません。傷もその本が愛書家に愛されてきた証拠ですから。本やCDなどと言うものは複製芸術ですから、どんなに稀覯本で、値が張ったとしても、価値があるとなると絶対にどこかで誰かが復刻するものです。ジャズのCDなんかが好例で、今は手に入らなくても噂で名盤となれば、必ず復刻され安価に手に入るようになります。だから10年くらいのスパンでオイラは気長に探求することにしておるわけでした。

ま、こうして、ビル・エバンスだとか、セロニアス・モンクだとか、気になったアーティストの盤を次々に買っては繰り返し愛聴し、というのを繰り返してるわけですな。今は、車中でモンクのブルーノート時代のものが流されております。そういや、かの村上春樹氏も昨今、めでたくモンクの紹介本を出されたとかw…。

ま、今は、なんでもボタンひとつでポチッとやりさえすれば手に入りますが、何か味気ないですな。やっぱり、オイラは古本市に出かけて、喫茶などで和みつつ、戦果を愛でるのが冬の休日の楽しみだったりするわけでした。
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