明日は家の掃除と冷蔵庫の整理。

 母が施設に入所してから、家に大量の物品が残されたままである。ほとんどは要らないものなので、断捨離することになる。火曜日が燃えるゴミの日だから、ちょうどいい。

ゴミ袋何杯にもなるだろうな。

さて、やっと落ち着いてきて、生活にもゆとりが出てきた。しかし、外は相変わらずの殺人的な猛暑であって、とても日中の野外活動はできない。

自転車に乗れるのも秋になってからだ。ポタリングも復活したい。

遠出で今まで母を乗せてよくドライブに行っていたが、今はいい思い出だ。もう失禁することが多くなった母をドライブに誘うのはできないだろう。

老化とは一気に進むのものだな、と改めて驚いている。老け込んだような表情の母を見るたび、今までよくがんばってきたな、と思う。

もう残り時間をゆっくりしてもいいだろう。今まで家族のために頑張りすぎた。これからは貯金も母の自分のために使い放題でいいと思う。残す必要性はまったくない。

介護を家族で抱え込む事例が後を絶たないが、これは基本間違っているな、と私は思う。介護は社会で支えるものである。早くこうした認識が世間一般に浸透してほしい、と思う。

家族介護を頑張ったから偉いということは決してない。その人の人生はたった一度きり。自分の人生なんだから、自分のために使うべきだ。かといって、家族を見捨てるわけではない。お金で解決できるのならそうした方がいい、というだけだ。

実際、施設に預けて安心感でいっぱいだ。ケアマネや職員ともよく連携できていると思う。他施設に移っていたら、たぶん、しょっちゅう携帯に電話がかかってきて、対応が大変だったろうな、と思う。

一応、母も施設に住むということを承知しているようで、一安心だ。なかなかこのハードルが高く、定着が難しい利用者が多い。夕暮れになると玄関口にやってきて、帰りたいを繰り返す。職員の最も苦労するところだ。

今日も悲喜こもごもさまざまな事情を抱えた利用者が入所している施設の一日が始まるのである。

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