パーツの組み合わせをいろいろ考えているところ。

 自転車道楽の楽しみの一つは部品のアッセンブルである。一昔前は、イタリア製、フランス製、日本製、英国製といろんな部品メーカーがあった。規格が決まっていて、BSCを基準に組んでいたと思う。

いろんな見極め方法があったな。ボスフリーの雌ねじ側にBBの左ワンをはめ込んでみて、スムーズに入り込めば、BSCとか。

いろんな部分でネジに共通の規格があったようで、面白い実験?ができたものだ。

BSCでもややこしいのは、BB右ワンである。逆ネジになっていて、右方向へ回すと締まる。これを知らないと延々、締め込むばかりで右ワンは外れない。また、円形に一部切り欠きの付いたようなワンを回すため、薄い上になめやすいと来ている。だから、高額な専用工具を当てて、慎重に回したものだ。

この右ワンにもいろんな規格があったようで、フランスのストロングライトなどはやや幅が大きく、通常の右ワン専用工具では入らなかった。私はVARの専用工具を持っているので、問題なし。これ、ドイツの某ショップから個人輸入で取り寄せた貴重な逸品で、銀行振り込みをドイツ語で翻訳しながら、現地とやり取りしたものだから、地元の銀行員がビビってしまって、直に銀行から電話がかかってきたっけ。(*^^*)

ま、いろんな紆余曲折の果に我が手元に届いた工具なのである。ワンのコマのサイズには3種類あって、私は全部そろえている。

ま、こういうニッチなところも好きな点であって、自転車は奥が深い。後、シャフト長も問題になる。現物合わせであるが、チェンラインがしっくりこない場合もある。特にボスフリーとの組み合わせの場合に難儀することがあった。

東叡製のフレームはこの点に気をつけていて、だるまネジのチェーンとのクリアランス問題を見事にクリアしている。ボルトの頭をフレームのエンド内にちょっと埋めるような形にザクっていて、それでチェーンがぎりぎりこすらない仕様だ。憎いばかりの仕様だ。

最近は、ほとんどボスフリーを見かけなくなった。あっても貴重なので、使いたいとは思わない。もともとドライブトレイン関連は消耗品であって、何年か走り込んでいると、必ず摩耗してきて、交換となるから、貴重な珍重品などを使えない。

次回交換時に同じものが手に入らないという困ったことになるから。

それで、私は摩耗とは関係ない消耗しにくいクランクなどに凝っている次第である。

クランクは昔のコッタードのものが特に好きで、集めている。今までにフランスのsolida、英国のdurax、日本のプロダイと持っている。それに3アームのスギノフロンテイアエースというのも持っている。これも交換用リングが少なくなってきた。

コッタードにハマっているが、困るのがシャフトである。潤沢にあるようだが、微妙に寸法が多く、悩ましいところだ。これも現物合わせで付けてみないとわからない。

昔は軸とワンが別々のBB仕様であるから、ある意味魔界である。

32Bの小旅行用車を少し改造しようかどうしようか、と悩んでいるところ。チェンホィールをスギノプロダイコッタードに交換しようかな、とか考えている。

これにサンエクシードのスパイダーを噛ませて、今の薄歯のリングを取り付ける。トリプル仕様だ。48x42x26T。

ボルトはおしゃれに青の軽合金である。

シャフトもちょうどコッタード用のトリプル仕様の145mmを持っているので、付くのではないか?と思っているが、問題はFメカの羽とのクリアランスだ。サンツアーBLを付けている。

これがうまくいくかどうか…。

ま、日常的に何もない日は、こうした仕様のことで楽しく悩んでいるのであった。

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