普段吸っている酸素の源は「ゆがんだ椅子」だったのか!
私、nonkiがここ数年来、読んできた科学記事の中で最もインパクトのあった研究が植物の光合成に関する中心的課題です。そう、植物は酸素を発生させているわけですが、光合成というのは研究がスタートして早約200年近くも経っています。
植物が長年、光合成をして酸素を発生させているのは、実験で確かめられたのですが、実に興味深いのが、では、その酸素はどこからやってくるのか?という問題。
植物は気孔から二酸化炭素を吸ってもいるし、根からは水を吸っていますね。
どちらにも酸素原子が入っているので、はて?どちらから酸素が発生しているのやら…。という疑問が出てきます。私も小中学生の頃に光合成を習ったけど、非常に疑問でした。
で、調べると、英国の科学者のロバート・ヒルという人が、実験で確認したところ、根から吸収された水が光合成により、分解されて酸素が発生するのだ、と証明されたわけですな。
で、今回、取り上げるのが、その植物の葉っぱに含まれている葉緑体の中のチラコイド中にある光化学系Ⅱというタンパク質複合体の中にある「ゆがんだ椅子」と呼ばれる奇妙な分子構造が日本人の手によって解明されたわけです。
そのシンポジウムの動画がこちら。↓
非常に、私、興奮しています。何気なくそのへんにある植物が皆、この原理で酸素分子を発生させてくれるおかげで、nonkiも呼吸ができて生きていける。あなたも私も…。そして、愛猫も…。(^^)
この実感!
((o(*´∀`*)o))わくわく♪
間違いなく数ある研究の中でピカイチの研究成果だと思うわけでした。
これで、普段、ポタリングしていてそよ風にそよいでいる植物の葉を見ながら、はるかな光合成のメカニズムに想いを馳せております。
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