そろそろコタツを出そうか…。

 もう来月が11月。霜月である。早いものだ。

我が家は豆炭コタツである。昔ながらの真四角なコタツの中に豆炭を入れるためのユニットが備え付けてあって、そのかごの中に真っ赤に燻った豆炭を入れる。すると、一日中暖かくエコである。

誰よりもコタツを待ち望んでいるヤツがいる。愛猫だ。ヤツは、コタツが出ると、すぐ所定の位置に陣取り、もう動かない。一日中、そこで居眠りを決め込むのである。

私は自分の入る場所を取られてしまうので、ちょっとの空きを見て、潜り込む。激しい場所取り合戦である。

コタツは日本独特の文化であると思う。しかし、優れた暖房器具なので、寒い海外でも発売すれば売れるのではないか?と思ったり。(゚∀゚)

昔は、コタツに寝転んで発刊されたばかりのニューサイクリング誌を読むのが冬の日常だったな。みかんなどを食べながら、のんびりと紀行を読むのが好きだった。そのうち、広告ページなどに見入り、フランス製部品などに羨望の眼差しであった。

あれから40年ほど経つ。時代は変わり、流行も変わってしまって、今はロードバイクのスポーティー志向が流行り。重たいバッグをぶら下げてのサイクリングは流行らないと見えて、滅多に自転車旅行をしているような人を見かけなくなった。

ユースホステルも激減し、和歌山でも一箇所くらいか。

ドミトリーで泊まるのが好きだった。旅人には一風変わった人が多かったように記憶している。スーパーカブで旅行している男性とか、バックパッカーも多かったな。

ユースホステルに泊まっても大抵はコタツを置いていて、そこで入って、皆でわいわい喋った記憶も有る。

畳の部屋にコタツ。これは欠かせない。

後、半纏を着れば完璧だ。

コタツの上にノートパソコンというのも最近の定番。wifiのおかげで部屋から部屋で持ち歩ける。便利になったもんだ。しかし、私のロートル機は、ニッカド電池のため、せいぜい2時間しか持たないので、いつも自分の部屋でしか使ったことがない。

このノートパソコンもそろそろ7年位使っているか。デルの安いのを買ったが、物持ちがいい私のこと。まだまだ現役である。

コタツを出すと、家人が部屋に集中し、だれも他の部屋に行かないので、一層エコである。電気がそこしか点かないから。

我が家は未だに昭和の匂いのする家庭であるな、としみじみ思う。

愛猫のために早くコタツをなんとかしたい。

(=^・・^=)


コメント

人気の投稿