東北へ行ってみたいな。

 最近、フェリーというアプローチ手段に目覚めてしまった私です。決してスイートやデラックスというような贅沢はせず、一般客室ですが、それで十分。料金もそれだと新幹線とそれほど変わりません。

敦賀から出ている秋田行きの船に新日本海フェリーというのがありますな。あれだと9時頃乗船して、翌朝5時頃に秋田に着きます。

ちょうどいい。秋田からは日本海沿いに北上し、青森付近でメロンロードを行き、ぜひに見てみたかった往古之木嶺(おこのきながれ)に立ち寄ってみたい。茫漠たる砂丘の丘で何もないのがいい。

産廃処分場とかになっているようだが、それを抜けるとずっと砂丘地帯で荒々しい日本海の海である。

私はちょっと変わっていて、観光スポットとかには興味ない。人のめったに行かないような地域に興味がある。

なおも北上していくと、十三湖に至る。しじみで有名だ。ココらへんで宿を取るのがいいかも。と妄想は果てしなく続く。

最終的には竜飛岬を周り、蟹田港からむつ湾フェリーで対岸に渡る。北上し大間崎、尻屋崎灯台も見る。南下し始めて日本一の猿ヶ森砂丘である。こういう荒涼とした風景に憧れる。人のいない地帯。砂混じりの強烈な風が吹き荒れる地帯である。

もう少し南下すると日本原電の六ケ所村。原発マネーで見違えるように立派になった人工的な雰囲気のする村である。

そして、少し南下したあたりから十和田湖へ向かう。十和田湖付近で一泊したい。

そして、翌朝は十和田湖から下って鉄道で輪行し、秋田に戻る。秋田からはまた新日本海フェリーで敦賀まで戻る。

敦賀からは往復輪行である。

こうした旅行プランを細かく時刻表などを参考にしながら練っていく作業がとても好きだ。私など、トラベル会社に勤務すれば良かったのかもしれない。タイトなスケジュールを縫って、旅行者にぜひアピールしたい景色を届けたい、という思いは同じだ。ただ、違うのは、自分流の旅行の仕方であって変幻自在に変更することだ。

予定している旅行予算を越えないようにゆうちょのキャッシュカード一枚を持ってでかけたい。こうした気ままな旅に心底憧れる。

シクロツーリストというのを自慢するにはまだまだ旅行経験が足りない。全国、人の知らないような場所を見つけてでかけたい。

私の参考図書は堀淳一氏の一連の地図関連の著作である。「地図を歩く」や「地図はさそう」などは名著である。車窓や等高線から読み解かれる想像する風景を実際に現地で確認したときの感動は忘れられないものである。

旅行バッグに一冊忍ばせて現地に向かうのも一興だ。

さて、もうすぐ紀南への旅の出発である。古座街道。独特の地形に惹かれるものがある。

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