旅行用自転車に思うこととか。

 私は日本人で体格は小さい方である。

そう、身長は166cmほどである。細身である。だから、今や標準となっている700Cサイズのホィールを付けると、フレームがかっこ悪い。というか、バッグなどの装備を付けるといびつになるのである。

具体的に書くと、フロントバッグはまず、Fキャリアとハンドル上部との距離が短いため、それほど大型のバッグを付けられない。(サポーターの使用を想定すると)

じゃ、サドルバッグは?というと、これもサドルバッグループから、タイヤまでの距離が短いため、大型のバッグはちょっと厳しい。

要するに快走仕様なら、できるが、そうじゃなく旅仕様だと大型の装備が付けにくいのである。

これをホィールサイズを一回り小さくして、650Bにした方がしっくりくる。これだとサイズ520mmでフロントバッグに最大サイズを使ってもちょうど収まる。

サドルバッグもしかり。

だから、タイヤも増えつつある650Bというのが私にとって理想的な自転車ということになる。

どうしても700Cで、というのなら、フロントとサドルの2バッグ体制にして、それぞれのバッグを程よい大きさにすればいい。荷物は分散されるが、その分、収まりがいい。

ただし、輪行時など、輪行袋を担ぎ、さらに2つのバッグを抱えるのは至難の業であると思われる。(゚∀゚)

こういうことをだらだらと書いたのも輪友の一人が、最近、オーダーフレームを新調したらしく、その仕様がめっちゃ気になって仕方ないからなのであった。(゚∀゚)

できれば、こういうのを私も来年の還暦祝いに一台、というのも悪くないが、今や台数6台であるから、同じような仕様のものをまた作って増やしても芸がない。

超軽量のクロスバイクが買える値段である。それならコーダーブルームのレイル700SLを素直に買うと思う。雨天を想定しない旅行の場合にはこれはうってつけのマシンだろう。

ただしだ、雨天かどうかわからないけど、出かけないといけないような私のような休日パターンだと万事対応可能なフルガードが付いたランドナーがやはり最強のように思う。

いつも愛用している雨具がポンチョだから余計にそう思うのかもしれない。ポンチョは上からかぶるだけなので、下が開いている。だから、泥はねを防げない。

しかし、着てみれば、至極快適であって汗で蒸れることは少ない。通気がよいから。

まあ、なぜ、雨天にこだわるか、というと、希望休を一旦取り、宿を予約すると、雨天でも行かないといけなくなるからだ。そこが辛いところ。雨天のサイクリングは確かに最初辛い。しかし、雨具を万全にして走行すれば、結構楽しいということがわかった。私が変態なのかもしれないが、3年前の周参見行きは相棒ともどもポンチョで行ったな。

ザザ降りの中を二人して、駅前でさんま寿司を食べてから、休憩しながら峠を越え、たどり着いた。

あれ以来、雨天だろうがなんだろうが、走るってことが好きになった。

雨天時に走ると、はるか昔に旅していた江戸時代の頃の旅人風景を思い浮かべるのである。箕傘に覆われて、軒先などで小雨になるのを待ったのであろうか。

なんか浮世絵の世界のようでロマンがある。F.パターソンのペン画集は私のお宝の一つであるが、その絵の中に雨の中を走る人も出てくる。英国も雨が多い土地のようだ。

宿らしき建物から出てきた婦人がそのサイクリストに視線を向けている。なんともユーモラスな風景。

こういう旅がしたいものだ。

今は、贅沢である。車で車載で行ってしまえるので、雨天になったら濡れても母艦に戻って着替えて温泉でも行けばいいだけ。濡れた衣服はそこらのコインランドリーで洗濯すれば、また着れる。

世の中何もかもが便利になりすぎてなんだか味気ない。

最近、旅というのは日常から離れて不便を味わうものだよな、と思うようになった。

だから、わざわざ不便を承知でも僻地に向うわけだ。10分おきに電車が来るような都会なら、何もかもが正確に動き、ちっとも楽しくないじゃないか。

どんなハプニングやら災難があるかわかったもんじゃないから、旅は楽しいのだ、と思うようにしている。

それで、昨日も一生懸命ポリカーボネート製の泥除けをランドナーに取り付けていたわけだ。

不思議なのが、雨の多い日本で通学に今や普通に使われているクロスバイクだが、泥除けがオプション扱いなのである。職場の同僚の息子さんが雨天時に帰宅して、全身通学で泥だらけだったとのこと。

簡易の泥除けしか付けていなかったらしい。(/_;)

やっぱりフルガードじゃないと日本じゃだめだよな、とその時思ったわけ。

と何のことを言いたかったのかわけがわからなくなった。この辺で終了する。

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