クロスバイク再考。
クロスバイクいいなぁ、と思い出してだいぶになる。
しかし、フルガードを付けてのイメージがどうにも良くない。というのも輪行でつまづくのである。そう、今どきのクロスバイクは皆アヘッド式のステムであってフォーク抜き輪行というのができない。まあ、やろうとすればできるのだろうが、とんでもなく面倒だ。
クロスバイクにフルガードを付けて旅仕様にしてみるかと思っていたが、輪行時に後輪の泥除けだけでも外すのが面倒なのに、前輪の泥除けまでも外さないといけないなんて。
これには閉口する。だめだこりゃ。(/_;)
ランドナーの場合は、輪行専用のヘッド小物でフォーク抜き輪行に特化しているため、なんら問題ない。すぐに分解組み立てができる。
なので、私のように滅多に宿泊旅はしないけれど、したらしたで、輪行が必須になる場合、クロスバイクは扱いにくいということになる。泥除けを付けなければなんら問題はないが。
やっぱり長年研究されて洗練されているランドナーのスタイルが万能なのだな、と改めて思う。
フォーク抜き輪行はやれば、納得だ。割合簡単である。構図どおりにパッキングしていくと、いつの間にか、バンドを結束する場所などもわかってくる。こういうちょっとしたコツをつかめば、だんだんと輪行が早くなる。
泥除けステーの固定法もその一つ。私は最近、松葉型ステーにハマっていて、こればかり。これだとナットでそれも小型のスパナ型のラチェットのレンチを一本持っていけば、すぐ締め付け分解ができてしまうし、後々緩むこともない。
ヘッド小物も横着して手で増し締めするだけだ。たまにレンチで締めたりするが、大事故になることはまずない。
ステムの引き上げボルトをしっかり締めていれば、まず、問題ない。
輪行用ヘッド小物もアジャスターが付いていて、ギザギザが噛み合うようになっていて容易なことでは緩まない。よく考えられているなぁ、と感心する。
こうしたことを考え直したのも、この前組み上げた32B号に乗って加茂郷あたりをうろついてきたからだ。一日中乗っていても疲れなかった。やはり居住性はランドナーが一番いい。
お尻や手の痛みもない。ポジションが最高だ。ロードほど極端な前傾姿勢というのでもなく、歳を重ねてもゆったり乗れる。
輪行が少々めんどうだが、非常にコンパクトになるから車内でも気にすることがない。
フォーク抜き輪行に特化していれば、Fハブにハブダイナモを採用することもオススメだ。前輪は滅多なこと外すことはないため、配線をしてあってもハブダイナモは煩わしくない。
私の700Cクラブモデルはハブダイナモ車である。
電池式のライトに比べ、雲泥の差である。光量が半端ない。
漆黒の闇というのは今どきは山間部にでもいかないと滅多に出くわさないが、そうしたところを走ったことがあった。とっぷりと日が暮れた周参見の海岸あたりである。月が出ていなくて真っ暗だったな。野生動物の目だけが光る闇の世界だ。
しかし、一筋のハブダイナモの光のおかげで恐怖心はまったくなかった。
だんだん絞り込まれてきているな、と思う。輪友が700Cの快走車を組み立て中であるが、理にかなっているな、と思うのだ。連泊に使用できる自転車なら、やっぱりランドナーが一番いいな、と思う。
輪友は輪行嫌いで滅多なことバラさないが、フォーク抜きができるかできないか、が運命の分かれ道だな、と思う今日この頃。
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