電装について。

 秋の夜長と呼ばれるようになるのにもうすぐである。最近は日暮れも早くなったような気がする。だいたい、定時に終わるのが18時なのであるが、薄暗くなってきている。

帰りは車のライトをつける。

さて、自転車の話題。昔は、自転車の電装といえば、後輪の左側とかにダイナモが付いていて、ゴムキャップがタイヤ面を横から転がし、ウーウーと唸って重い修行のような格好で乗っていた。(´Д`)

坂道などになるともうすごくしんどくて、大変だった。

しかも漕ぐ力の入れようによっては、光の強弱がつき、微妙な明るさだったのを覚えている。ライトの球も豆電球のような頼りなげなもので、今のLEDなどに比べるとまったく使い物にならないくらい暗かった。

今、発電するのはもっぱらハブダイナモである。これは一大発明品である。第一、転がり抵抗が少なく、走行中もダイナモがオンになっているのに気づかないほどだ。しかも発電力も十分であり、フロントのライトのほか、後方のテールライトも点灯させる。

しかし、私は、後方のテールライトについてはあまり好まない。理由は配線が面倒だからだ。今は、こちらも電池式のものがあり、配線の煩わしさから開放された。

JOSなどという昔気質の電装をマニアは好むようだが、果たして今の時代、どれくらい明るさが確保できるのか、微妙だ。私は、もっぱら、キャットアイの点滅式のテールをシートステーなどにバンド止めしたり、サドルバッグに引っ掛けたりして、点灯させている。

視認性はよい。後方からのトラックの追い越しなど、怖い思いをすることがトンネル内で多々あるが、これがないと轢かれてしまう。

フロントもキャットアイのボルト400だ。こちらもハイビームにすると滅法明るい。ただし、ハイビームの持続時間は2時間ほどであるため、常用はもう少し光量を落として使っている。

フロントライトは、ボルト400をフロントキャリアの下にぶら下げる格好で付けている。フロントバッグとも干渉しないし、具合がよろしい。

充電式のため、充電ケーブルを持参すれば、宿などで一晩充電できるので助かる。泊まりのツーリングをよくやるのなら、やはりハブダイナモ一択か、と思われる。

こちらは実験的にクラブモデルのフロントホィールに組み込んでいる。台湾製である。重量が軽いので気に入っている。シャッタープレシジョンとかいうメーカー。

ライトはLEDだ。カメラのフラッシュのような明るさ、といえば、ご理解いただけるだろうか。滅法明るくて、周囲のサイクリストがびっくりするくらい。夜通し走るようなブルベを好むような人は、こちらを勧めたい。

いずれにしても電装は侮れない。配線が煩わしかったのは昔の話。今は充電式とか電池式である。輪行時にも邪魔にならない。

蛍の光のような頼りなげな光量で走っていた過去とはまったく一線を画する。今の時代、LEDライトは強力な味方である。

最近はデザインのいいのも出てきているようで、気がおけない。テールは私はキムラのアルミ削り出しのものを愛用している。マニア心をくすぐる逸品である。高価だが、品質はピカイチだ。

大小いろんなサイズがある。よくサイクルフィールド誌の最後の広告ページに載っていたりするので、見たことない人は見てくださいな。きっと欲しくなるから。

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