紀南地方の鉄道がピンチである。

 沖縄や奄美地方が梅雨入りしたとかニュースで言っていた。早いものである。また、あの一年で一番嫌な季節の到来である。

最近、感じているのは、梅雨入りから梅雨明けまでが年々長くなっているように思うこと。昔は一月ほどでカラッと明けていたように思うが、今は、梅雨入りが温暖化の影響からか年々早くなっていて、明けるのが7月中頃である。5月からだと実に2ヶ月くらいも期間がある。これはもう立派な雨季である。

また、土砂災害とかありそうで怖いな、と思う。私などが好む林道や県道という細い人気のない道は一旦崩落すると開通するのがいつになるのか全く予想できない。

現に酷道の425号は尾鷲の手前で年中工事中の表示であり、迂回路なしとなっていて、通れる見通しが立たない。もう10年近くこの状態なのではないかな。

それと、話が変わるが、紀南への高速道路の延長計画が発表されていたな。周参見IC〜串本IC間が開通のめどが立ったとか。2025年頃にこの区間が開通する見通しだという。心配されるのは鉄道の特急くろしおの減便である。高速道路が開通すると大阪市内から2時間50分くらいで串本まで来れてしまう。そうなると鉄道の競争力がない。

車は何しろドア・ツー・ドアだから、便利なことこの上ない。今後、鉄道を利用する人が激減する予感がする。そこへ南海トラフ地震が来たら、もう復旧のめどはないだろう。

心配するのは、この地方の鉄道がもし廃線となると、とてつもなく輪行利用ができなくなり、走りにくくなることだ。そうならないことを祈るのみ。

災害にも道路の方が復旧が楽だし、保守費用も鉄道に比べると安いと思う。

どうあがいてももう鉄道の時代は終わりに近いと思う。

将来的には大都市近郊路線のみだろうな。残るのは。

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